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 W-Wallet クラック(ひび割れ)

 
1. クラックとは何か

2. クラックはどうして出
  る?

3. 有害なクラックとは

4. クラックの原因と形
  状@

5. クラックの原因と形
  状A

6. 危険なクラックの
  例1

7. 危険なクラックの
  例2

8. クラックの発生状況
  を目視で調べる

9. クラックの発生状況
  を調べる(目視以外)
  @

10. クラックの発生状
  況を調べる(目視以外)
  A

11. クラック発生に対処
   するニ方法

12. クラック発生に対処
   する方法 その1

13. クラック発生に対処
   する方法 その2-1

14. クラック発生に対処
   する方法 その2-2

15. クラック発生に対処
   する方法 その2-3

16. コンクリートのクラ
   ックの補修

17. モルタル外壁のク
   ラック補修

18. コンクリートのクラ
   ックに関する本の
   紹介




      
 9. クラックの発生を調べる(目視以外)@

 ■クラックの発生を打診で調べる

 外観検査は建物の目に見える異常の発見ですが、目に見えない塗装やタイルの下に発生している異常を知ることはなかなか困難です。
そこで、建物の打診(だしん)を行って、その音で以上のあるなしを知ろうとする方法があります。打診(だしん)は、専門の技術者が打診棒を壁面に当て、先端を転がす事による反響音・感触により浮き等の異常を判定します。
高所に関しては、必要に応じ、ロープアクセス・ロープブランコ、ゴンドラ等を使用し
た調査を行います。技術者の経験がものをいう方法です。この方法は、テレビなど
でトンネル内の壁の検査が行われているのをよく見かけるところです。


 打診の長所
@
環境条件に影響されにくく、安定した調査が可能。
A
 開口部等、入り組んだ箇所の調査も容易に行える。
 打診の短所
@
足場やロープアクセス・ロープブランコを使用する場合、検査員の落下等の危険に注意する必要がある。
A
 面積が広い場合、コストが高くなる。
B
足場やロープアクセス・ロープブランコ等を使用する場合、コストが高くなる。
C
主に手作業での記録になるため、不正確な場合がある。
D
音の出る作業のため、居住者等に多少の影響がある。
E
広範囲の調査の場合、または足場やロープアクセス・ロープブランコを使用する場合、調査期間が長くなる場合がある。
F
接触調査(打診調査)のため、異常部が悪化する可能性がある。




 ■クラックの発生を機器を使って調べる その1

 クラックの発生を知るには、普通目視しか私たちには出来る手はありませんが、業者に頼めば、調査機器類を用いて調べることもできます。こちらはより客観的に調べることができ、特別な経験や技能を有しなくても調査が可能です。一見正常に見える場合でも、これを使って検査を行うと異常が発見に繋がることができ、建物の劣化を早い段階で知り、対策を講じることが可能となります。しかし、調査の解析や建物の損傷や欠陥の判断には経験が必要になってきます。


    1. 赤外線による外壁探査 
専門の技術者が左の図のような赤外線サーモグラフィカメラを使用して、タイル等の剥離部と健全部の熱伝導率による温度差を計測、外壁面から放射される赤外線の画像(熱画像)を専門のシステムで解析する事によって劣化状況を診断します。赤外線カメラを用いた外壁劣化調査方法は、国土交通省の診断指針に「赤外線法」として認められています。
赤外線赤外線映像装置は対象物の表面温度を測定し非破壊かつ非接触で測定
する装置です。これによれば、一見して何の変化もないように見える外壁もかなり
の精度でクラックなどを発見できます。

 実際の外壁探査の例です。

 建物の外壁面が太陽の日射や気
温の変動等による温度変化を受け
ると、その面の断面形状と材料の比
熱および熱伝導率等の熱特性の違
いにより表面温度に差が生じます。
 外壁材(タイル)の浮き部は躯体と
の間に空気層があるため、密着して
いる健全部よりも熱伝導率が低下
し、結果的に健全部よりも高温にな
ります。

 赤外線調査では、その結果生じる
表面の温度差を赤外線サーモグラ
フィカメラによって記録し、得られた
表面温度分布を解析する事によっ
て浮き部を検出します。

左の図では、壁面の数カ所に、タイ
ル形状の高温部が見られます(赤
外線画像中、赤丸で囲まれた赤い
部分)。
撮影は壁面温度上昇時であり、浮
き部は健全部に比べて高温になる
ため、浮きまたは何らかの異常の
可能性が高いと判断されます。

 赤外線探査の長所
@
調査用足場を使用しないので探査作業の安全性に優れている。
A
非接触で広い面積を短時間に調査出来るので作業効率がよく、作業時間・コストの削減に繋がる。
B
判定は熱画像として記録・保存・再生できる。
C
非接触調査のため、壁面・建物屋内に与える影響が無い。
 赤外線探査の短所
@
壁面方位により測定に適した時間帯が異なる。太陽の当たる時間帯など。
A
雨の日、風の強い場合には測定が難しい。
B
調査壁面と赤外線装置との間に障害物があれば測定できない。
C
ラスタータイル(右の図)、厚みのあるタイル
等、調査困難な場合がある。

なお、ラスタータイルとは、表面に玉虫色に輝く金属皮膜のような釉薬を使ったタイル。ラスターとは、艶、光沢を意味します。




全画像・記事の一部の出典:株式会社 IRテクニカルを多く参照いたしました。




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