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 W-Wallet ガラス


1. ガラスの名の由来と
  起源 

2. 日本おけるラスの
  歴史

3. ガラスの原料

4. ガラスの種類1

5. ガラスの種類2

6. ガラスの選定上の
  注意点

7. ガラスの使用・メン
  テナンス上の注意
  

 
 6. ガラスの選定上の注意点

 建築基準法は平成10年6月の改正により、性能規定化の方向が決定されました。施工令や告示が制定され、平成12年6月1日から施行され、現在に至っています。その中で、ガラスに関する規制の最終形をを取り上げてみました。


@

使用する場所の高さ。例えば、一般住宅のように階数が小さいものと高層マンションの最上階とでは、そこに吹く風の強さは当然に高層位置では強く、風圧計算の上で厚さや、ガラスの大きさを決定します。従って、使用出来るガラスにも制約が出てきます。

A

公共の建物の出入り口、マンションなどの出入り口などに使用されている大きな開口のガラス面には、人や物の衝突や飛来物などの衝撃が加わることがあります。こうした場所では、衝撃強度計算の上、ガラスの厚さなどの検討をして選定する必要があります。

B

ガラスを壁などに設けるときには必ず、その外回りには枠がありその中にガラスが組み込まれています。地震などの外部からの力により、建物が変形した場合にも、多少の変形では、破壊しないようなクリアランスを枠との間に設けることが必要です。

C

ガラスは一般的には床面に対して垂直に使用されます。しかし、勾配屋根などの一部にトップライトなどの使用でそうではない場合もあります。こうした場合は、ガラス自身の重さや積雪、風圧などに対する検討も必要です。また破損が仮に生じた場合でも破損したガラスで人が傷つくことのないような工 夫のガラスの使用が必要です。(例えばフィルム張りなど)







 ■ ガラスの種類別厚さリスト

 建築に使われるガラスのうち、主なガラスの厚みの種類は下表のとおりです。○印がついているところが、ガラスの種類において生産されている厚みとなります。(数字の単位:o)


ガラスの厚さ→

ガラスの種類↓
2
3
4
5
6
6.8
8
10
12
15
19
5+5
8+
6.8
8+8
フロートガラス
型板ガラス
網入りガラス
線入りガラス
複層ガラス





 ■ 主なガラスの特徴

前ページに重複しますが、主なガラスの種類とその内容を下表に解説しておきます。



 フロートガラスとは

普通ガラスのことです。一般的には透明ガラスと呼ばれるものです。実際には、何枚か重なると青みがかった色になり、本当の透明ではありません。本当に透明なガラスは、高透過ガラスのことになります。
防音ガラスや強化ガラスもフロートガラスを加工して作られます。フロートガラス以上に厚みのあるガラスはほかにありません。



 型板ガラスとは

ロールアウト製法によってガラスの片面に型模様をつけたガラスです。光を通しながら視線を遮りますが、日射透過率などは表面がフラットのガラスとあまり変わりません。ロールアウト製法とは、模様付きのロールと模様なしのロールの間にガラスの溶解生地を通して模様をつける製法です。ローラーとローラーの間をガラスが通る為、ガラスに模様がつきます。



 網入りガラスとは

ガラスに金網(ワイヤー)を封入したガラスで、火災時のガラスの飛散防止を目的としたガ網入りガラスラスです。他にも、線入りガラス、ワイヤー入りガラス、網入りガラス、防火設備用ガラスとも言われています。網入りガラス 磨ヒシワイヤ 網入りガラス 磨ヒシワイヤ 線入りガラス 磨プロテックスなどがあります。



 線入りガラスとは

網り入りガラスと同じですが、ワイヤーがクロスせず一直線上に等間隔で入ったガラスです。防火性能がなく、防煙垂れ壁などに使われています。



 複層ガラスとは

スペーサーと呼ばれる金属部材で、2枚のガラスの間に中空層を持たせたガラスです。2枚のガラスの間に薄く空気層を挟み込むことによって断熱性能を向上させてあります。スペーサーを用いて保たれた空間には、乾燥空気を封入してあります。

冷暖房効果の低下や、結露の発生など、熱の移動によって、住まいの快適さを損なう様々な問題が起こります。複層ガラスは、熱が最も移動しやすい「窓」の断熱性能を高め、それらの問題の多くを解決します。また、結露などを減少させてくれます。さらに遮熱や紫外線カット、防犯、防火などの機能を備えた高性能複層ガラスもあります。







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