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 W-Wallet  JW−CAD


1. はじめに CADを知
  るきっかけ

2. DRA-CADから
  JW−CADへ

3. JW−CADバージョン
  1.56
 
4. JW−CADバージョン
  .56の凄さ

5. JW−CA(DOS版)
  の隆盛

6. JW−CADの名の由来

7. JW−CADはフリーソ
  フトのCAD

8. JW−CADの特徴

9. DOS版からWINDOW
  版へ

10. JW−CADに是非欲
   しい3D機能

11. JW−CADの将来
   について 

 5. JW-CAD(DOS版)の隆盛

 私はすっかりDRA−CADを使わなくなってしまいました。せっかく虎の子の30万円をはたいて買ったのにです。DRA−CADは5インチのFD(フロッピーディスク)現品限りで、パソコンにはインストールしないで使っていました。このディスクを差し込まない限り、ソフトがパソコンにインストールしてあっても動かすことが出来ないのです。


 現在と違って、当時のソフトはそういうシステムだったのです。つまり、そのディスクが今でいう「ID」であり「パスワード」だったのです。DRA−CADは5インチのディスク一枚にソフトが入っていて、それを起動して使える、今で言えば夢のようなコンパクトなソフトでもありました。


 パソコンはNECのPC9800シリーズでなければなりませんでした(のちにDOSXでも使える様になったのですが)。私は、PC-9800RA21パソコンには2つの5インチンフロッピーディスクを入れるところがあり、そこにフロッピーディスクを差し込むと、カタカタとアクセスがして、DRA−CADが起動します。


 DOS時代にあってDRA−CADは綺麗なアイコンが魅力的でした。しかし、数多くのアイコンがありそれらを覚えるのには、時間が掛かりました。一つのアイコンが一つのコマンドなのです。また、フリーズもよくありました。慣れてくると、マウスの動きやコマンドの指令が素早く出来て、パソコンが付いて行かなくなるためでした。


 勿論、ソフト自体にもバグがあったことも確かです。ドラフターの製図より綺麗で手直しが楽、一度描いた図面が、次の図面にも利用出来る。そんな夢のようなことが出来るだけでも、画期的なことでしたので、バグも苦にはなりませんでした。


 それに、当然ですが、バージョンアップもありました。高価なソフトのバージョンアップなど、無料でもなく、ついていけるはずもありません。私は、DOR−CADを放棄してしまいました。当時の、ソフトを探したのですが、引越しなどの時に散逸したのか手元にありません。いまから思えばよい記念品になったろうにと残念な思いでいっぱいです。


 JW−CADを使い始めてから、これ以上よいCADは日本にはないと確信しました。


@
ソフトが軽量の為、さくさくと動く(フロッピーディスクに一枚で充分) 
A
操作メニューが日本語でわかりやすい。
B
一つの操作コマンドで複数の違うコマンドに連携している。例えば移動を複写に変える場合、操作をやり直さずに複写に切り替えられる。 
C
前にある操作のために範囲を選んだものが、「全範囲」で使える。 
D
複写だけでなく回転して複写など途中からコマンド変更ができる。
E
2.5Dのパースが可能である。
F
日影図が標準添付されている。
G
衛生陶器や家具、シンボルマークなどが標準添付されている。




JW−CADのDOS版の画面。長らく使っていたせいかwindow
s版より今でも使いやすい気がします。完璧なしあがりでした
が、DOSの時代からwindows95は決別し、DOSを基本ソフトと
するjw-cadは終了せざるを得ませんでした。windows版はいち
からのソフトの再構築となったのでした。今日まで、作者の並大
抵でない努力は、日本のCAD史上に燦然と輝いています。

 






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