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  1. 玄関 ・ 階段

  2. 台所 ・ 風呂

 3. 居間 便所

 4. 廊下 ・ 納戸

 5. 吹抜け ・ 地下室



   3. 台 所

 台盤所(だいばんどころ)が転じて台所になりました。台盤とは食物を盛った皿を置く台をいいます。これから、煮炊き、調理、配膳をする部屋を台盤所というようになりました。
 古くは平安時代には台盤所はありました。当時は、内裏や摂政家など皇室の政治の中心の女房達の飲食する部屋でしたが、中世に入って武家社会にも広がり、料理をする部屋を意味するようになりました。

 下図は、滋賀県にある「石山寺縁起絵巻」の一部で、女房(にょうぼう)が調理をしているところです。何かを煮ているようです。ここが、いわゆる台盤所です。右側の中段には魚の干物、その下は酒でしょうか。上にも豆類が見えています。
鎌倉時代末期(1324年ころ)に描かれたたもののようです。


 近世には、庶民にも広がって、料理、配膳のほか、家計の遣り繰りすることにも使われました。現代でも、「台所は火の車」だ。などと使います。

 台所の名前の由来には更に「炊き所(たきどころ)」から転じたという説もあります。他に、「厨(くりや)」などともいいます。伝統があるものは、名前が一つとは限らないものが多いですね。

 私の地域では、昔は台所のことを「走り(はしり)」といいました。由来はわかりませんが、料理が忙(せわ)しない仕事であることから、転じて走り回る様子から来ているのかもしれません。走りの右端には同じ高さで、大きな水亀(みずがめ)が埋まっており、そこに井戸水を汲んできて貯め、炊事の時に柄杓(ひしゃく)で汲んで使いました。それには、木の蓋があったのですが、蓋を閉め忘れて、ネズミが堕ちて死んでいるのを知らずに水を使ったこともありました。



   4. 風 呂

 外国でも日本でも風呂の始まりは宗教上の身を清めるという観点から始まりました。5000年前のモヘンジョダロでは公衆浴場が完備していたようですし、ギリシャの「健全な精神は健全な肉体に宿る」という精神からスポーツと公衆浴場の沐浴が奨励されていたとされています。その後、ヨーロッパから、日本のように風呂が拡大していかなかったのは、キリスト教が裸で人が集まることを良しとしなかったことだとされています。

 日本においては、神道の滝行や大陸から伝導した仏教でも、沐浴が奨励される経典まであり発達する要素は十分にありました。沐浴は主に女性のためのもので、奈良時代の聖武天皇の光明皇后が民衆にも奨励した話は有名です。沐浴とは、湯や水で体を洗い清めることです。
 この頃の風呂は、現在でいうサウナに近い蒸し風呂だったようです。ただ、古くからある温泉地では、この頃から湯に浸かる習慣はありました。しかし、他の地域では、そのように湯を張って浸かるという習慣が、広まらなく、もっぱら蒸し風呂が発展してきました。
現在のように湯の中に浸かるというスタイルになったのは、江戸時代になってからのことで、蒸し風呂と行水とが融合してできたもののとされています。浮世絵などでは、公衆浴場の様子が伺えるものが、多く見ることができます。左の図はその例です。「芋の子を洗う」とはまさにこのことですね。


(画像出典:江戸ガイド)

日本語の風呂の語源については、2説あります。
 その1.
 もともと「窟」(いわや)や「岩室」(いわむろ)の意味を持つ
 室(むろ)が転じたという説。
 その2.
 抹茶を点てる際に使う釜の「風炉(ふろ)」から来たという説 。
 風炉は、茶の湯の席で湯をわかすのに使う炉。
 ふちの一方から風が入るようにしてあります。

 風呂の効能は、体を温める、体を清潔に保つことです。体を冷やすことや不潔なことは病気につながることは今も昔も変わりません。

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蒸し風呂
蒸し風呂は今のサウナのようなものです。国によって多少の違いはありますが、基本的なものは、蒸気によって体を温める目的のものです。
A
岩風呂
岩の窪(くぼ)みを利用して、そこに湯を張ったものですが、現在ではそれに似せて、岩の囲いの中に湯を張ったものをさします。露天風呂がその代表例です。もともとは、洞窟などの窪みに火を焚いて、その上に濡らした海藻や筵(むしろ)をおいて出た蒸気による蒸し風呂のようなものであったようです。
B
砂風呂
砂風呂も砂による蒸し風呂を指し、温泉地で砂の中に身を埋めて体を温めるものです。
C
水風呂
桶の下部が釜になった、水から沸かす形式の風呂のことをいう場合と水が張った風呂をさす場合があります。しかし、風呂とは元来、体を温めることが健康につながることから、水だけの風呂は、現在での風呂のバリエーションと理解するべきです。
D
釜風呂
釜(竃)風呂で有名なのは京都の八瀬の釜風呂が有名です。土で固めたお釜を逆さにしたような形で、一部に入り口があります。中には砂利とその上に筵(むしろ)が敷いてありそこに寝そべって体を温めるものです。中で火を炊き、砂利が熱くなったところで、灰を取り出し、水の含んだ筵を敷いて、蒸し風呂として体を温めたようです。火をたいた後煙を素早く追い出します。
E
五右衛門
風呂
釜ゆでの刑に処せられたという石川五右衛門の名にちなんだといわれています。 かまどを築き、鉄の釜をのせ、木の桶をすえた風呂。桶の底は浮かせて蓋とし、人が入るときには踏み沈めて底とします。

 私の子供の頃の私の家も五右衛門風呂でした。五右衛門風呂はいわば、大きな鉄鍋で水を沸かすのと同じことで、底や釜の側面は直火(じかび)になっているので、たとえ湯があっても直接肌が接すると熱くてびっくりしますし、耐えることも出来ません。従って底には木製の簀子(すのこ)を入れます。これは木製なので湯の表面に浮いています。それを片足で踏みつけ沈めながら湯につかることになります。懐かしくはありますが、入りたいとは少しも思いません。











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