@ | 吹抜けは、上階の床の一部をなくすることなので、特に木造の場合は建物 全体の平面的な剛性が低下します。つまり建物が軟らかくなり変形しやすくなると言うことです。地震や暴風の場合、吹き抜けがある事によりこの流れが局部的になるとその部分(床面)に大きな負担をかけることになるので注意が必要です。
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A | 暖房の利きが悪くなります。暖気は冷気とは逆に軽いため上に上りやすくなるためです。こういう対策の為には床暖房などの対策を考えてください。
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B | 吹抜け面にある人の手が届かない部分のメンテナンスがしにくくなります。例えば壁の上の方にクロスがめくれても、素人(しろうと)では容易に直せない。また、吹抜けに面してどんな物が突出していても埃(ほこり)が溜って非常に見苦しくなるが、なかなか掃除をすることが出来ません。
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C | これは施行する業者の腕前の問題でもありますが、上下に長い壁ですと、まっすぐに通りのよい壁に仕上られないため、凸凹が生じる。これは、相当腕のよい業者でもなくすることは非常に困難なことです。
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D | 冬の太陽の光の取り込みを中心に考えると、夏場の冷房が効きにくくなります。匂いなどもこもりやすい。
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E | 吹抜けに裂いた空間の為に収納スペースが少なくなりがちになります。
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