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 W-Wallet 木材


  林国

2. 木材の種類・特長・用
  

3 木の種類 代表例

4. 木の強度は?

5. 木の反り(そり)と割れ
  (われ)について

6. 木の腹と背及び芯持
  材と芯去り材

7. 「春材・秋材」と「木取
  り」について

8. 柾目・板目・杢目につ
  いて

9. 節について

10. 木の元口と末口・辺
   材と芯材について

11. 製材のJAS制度と
   等級

12. 檜(ヒノキ)と杉(スギ)
   、そして松

13. 木材の使用箇所
    (構造材)

14. 木材の使用箇所
    (内装材)

15. 集成材と積層材

16. 集成材の種類

17. 森林の手入れの必
   要性について

      
 3. 木の種類 代表例

 木材は加工がしやすく、人が使う素材・材料の中でも最も古いものの一つで、世界各地で採れる様々な特性を持つ樹種あり、生産されています。それが日本の市場にも広く出回っています。当然それらは、国産材と同様に針葉樹と広葉樹があり、それぞれの木の持つ特性を引き出すような取り出し方、使い方が必要になります。

 針葉樹は北米や北ヨーロッパ、広葉樹はインドや東南アジアが主な輸入先となっています。

 ここで、木の種類と主な特長と適正使用箇所を上げてみました。なお、木の画像については、広くネットサイトで検索が出来ることから、割愛しました。



国産材
 針葉樹
主な特徴
適正使用箇所
 檜(ひのき)辺心材の区別不明瞭。辺材は黄白色。心材は、淡い白色から淡い紅いろ。木理は通直、狂いが少なく、加工性がよい。耐湿、耐水性も良好。磨くと、光沢が出る。
日本を代表する木材。
柱、土台、天井板、欄間、敷居、長押、縁板
(樹皮は屋根葺材に使用)
 杉(すぎ)辺心材、明瞭。辺材は白色、心材は淡い紅色。狂いが比較的少なく、加工が容易。木目に沿ってわれ易い。柱、母屋、天井板、床板、造作
(樹皮は屋根葺材に使用)
 (つが・とが)硬く、まっすぐな木目。天然材が減り貴重柱、土台、床柱、天井板、敷居、鴨居
 赤松(あかまつ)辺心材の区別やや不明瞭。赤褐色。やや柔らかい、加工性は良いが、狂いもややある。
耐湿、耐水性良好。
梁など手の届かないところ、敷居、床板
 桧葉(ひば)構造材としても、また、湿気やシロアリに対してもスギよりすぐれている。構造材として用途はひろい。別名あすなろ。葉は檜に酷似。土台、軒周り、浴室、ぬれ縁
 唐松(からまつ)ヤニが多く、材は乾燥によりねじれが生じる。現在はねじれの少ないカラマツが育種により生産されている。外壁、床材、土台、杭、天カラ(老齢で成長が遅くなったもの)は造作材
 蝦夷松(えぞまつ)木目もまっすぐに通ったものが多く美しい。建具、柱
 (さわら)水につよい。檜の代替とされるが材質が柔らかいため構造材には不向き。外壁材、屋根葺き材、造作
 欅(けやき)辺材は灰色、心材は黄褐色と区分明瞭。やや硬質。耐湿、耐久性に優れている。造作材、家具等に使われる。大黒柱、床の間地板
 柿(かき)辺心材の区別不明瞭、全体に淡い橙褐色色。硬いので加工難点。われ易い。和家具、床材
 黒壇(こくたん)心材は黒色で縞目をあり。縞杢を有したものを縞黒檀(シマコクタン)と言う。非常に重くて堅いが、われ易い。仏壇、床柱
 紫壇(したん)辺材は白っぽい淡色、心材は赤紫褐色と区分明瞭。磨くとつやが出る。乾燥、加工に難点。耐朽性大。ローズウッドとも呼ぶ。高級家具、突き板



輸入材(外国産材)
針葉樹
主な特徴
適正使用箇所
 スプルース
 (米唐檜=べいとうひ)
北米大陸産、松科の針葉樹。全体に白色から淡い黄褐色。木理通直で大材が取れる。材質は日本のエゾマツと似ている柱、内部造作、建具
 米杉(べいすぎ)辺心材、明瞭。辺材は白色、心材は茶褐色。木理は通直、加工しやすく、耐久性は高い。建具、屋根板、又、スギの代用としての天井材
 米檜(べいひ)辺心材の差はほとんどなく、全体に白ないし淡黄白色を呈する。わが国ではヒノキの代用品としての用途が高い。檜の代用としての用途高い。加工しやすい。木理は通直。ドア材、内装材、家具、船舶
 米檜葉(べいひば)辺心材の差はほとんどなく、全体に白ないし淡黄白色を呈する。わが国ではヒノキの代用品としての用途が高い。檜の代用としての用途高い。加工しやすい。木理は通直。ドア材、内装材等に使われる。国産のヒバに似た独特の香気あり、水に強い。土台、床板、建具、水周り、外装、軒裏
 米松(べいまつ)辺心材、明瞭。辺材は黄白色、心材は淡い褐色。木理は通直、加工しやすく、狂いが少ない。敷居や鴨居に使われる。北米材で最も輸入量が多く、赤松の代替とされる桁・梁、建具、合板、ログハウ
 米栂(べいつが)辺材は白っぽく、心材は淡黄褐色。光沢があり、肌目があらい。加工性は良いが、折れ易い。構造材、造作材等に使用される。国産のスギ材と同様の用いられ方をする柱、土台、桁、造作材



国産材
広葉樹
主な特徴
適正使用箇所
 欅(けやき)美しい木目を持ち人気がたかい。量が少なく高価。大黒柱、床の間の地板
 栗(くり)釘打ちなどで割れやすい。重硬で弾力に富む。水湿によく耐え、材の保存性は極めて高い。
土台、濡れ縁、上り框、床柱
 桐(きり)日本国内でとれる木材としては最も軽い。湿気を通さず、割れや狂いが少ない。熱伝導率が小さく燃えにくい。吸湿性、吸水性が著しく大きい天井板、欄間、家具
 樗(ぶな)粘りがあり曲げやすい。乾燥の途中狂いやすい。重くて硬く均質。腐りやすい。床板、造作材、曲げ材
 水楢(みずなら)年輪がはっきりしている。硬いため加工が難しい。床板、建具、洋酒樽、突板



輸入材(外国産材)
外国産材(広葉樹)
主な特徴
適正使用箇所
 チーク乾燥後の伸縮やそりがなく、耐久性と強度がある。
湿気や虫害に強い。心材が金褐色、辺材は黄白色。インド、タイ、マレー半島産。
家具、造船材
 ブビンガ辺材は淡色で心材は桃色〜赤褐色。木理はほぼ通直で、肌目もほぼ緻密。重硬なため乾燥が遅く、乾燥時の狂いに注意。アフリカ産。造作材、家具、化粧単板
 ホワイトメランチ散孔材。加工は中庸、仕上がり良好。辺心材ともに淡黄白色。淡い褐色で時間がたつと褐色を帯びる東南アジア産。天井板、欄間、家具
 レッドメランチ加工容易。仕上がり良好。辺材は乾くとヒラタキクイムシの害を受けるので防虫加工した方が良い。東南アジア産。造作材、合板、家具、車輌
 ローズウッド心材は、赤褐色の他、橙、紫。辺材は白色。密で硬く光沢がある。切削加工は困難。磨くと美しい木目が表れる。別名:ナンベイシタン。アフリカ、南米、東南アジア産。床板、建具、洋酒樽、突板







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