本葺き型の瓦に対して、瓦そのものの伝来は中国でも日本から独自に発展
したものが日本型瓦です。日本桟瓦とも呼ばれるものです。日本独特の瓦で
ある和瓦は左側に小さいうねりがあることが、ちょうど障子の桟に似ている
ことから、桟瓦と呼ばれています。
日本型瓦の形にはその地域に適した発展を遂げてきたため、多種がありま
す。
また、同時に瓦の名称も地域によって多様で、同じ瓦でも地域によって違
う名称で呼ばれています。しかしながら、瓦の生産者にとっては、域外から
拡販するにはこれは障害となってしまいます。
そこで、瓦の名称を統一する為、昭和47年日本瓦工事業連盟が名称を統
一し、全国の瓦業者に対して、統一を呼びかけましたが、全業者にがこれに
従った訳でわありません。
なぜなら、瓦は、その地域性に沿った発展を遂げてきたからです。
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桟瓦の説明図
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はたらき寸法
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はたらき長さ
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はたらき幅
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49型形 |
245
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275
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53A形 |
235
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265
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53B形 |
225
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275
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56形 |
225
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255
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60形 |
220
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250
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64形 |
210
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240
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七二判 |
195
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225
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八十枚判 |
180
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210
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百枚判 |
165
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180
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