ホーム > 住いの安全 > クラック

  《PR》     

用語辞典
広告の見方
住いの知識
住いの安全
住いの設計
住いの設備

 W-Wallet クラック(ひび割れ)


1. クラックとは何か

2. クラックはどうして出
  る?

3. 有害なクラックとは

4. 有害なクラックの幅

5. クラックを発生し易い
  場所

6. クラックの発生を調
  べる(目視)

7. クラックの発生を調
  べる(目視以外)

8. 危険なクラックの例
   1

9. 危険なクラックの例
   2

10. よく見かけるクラッ
   クの例

11. クラックの発生を
   少なくる方法

12. コンクリートのクラ
   ックの補修

13. モルタルのクラック
   外壁の補修 

14. コンクリートのクラ
   ックに関する本の
   紹介





      
 11 クラックの発生を少なくする方法

 クラックを発生をゼロにする事は不可能と書きました。それは、確かな事です。しかし、発生場所は、大体過去の例から解っています。発生が予想される場所に、適切な目地を入れておくことで、クラックの発生位置を、そこに誘発する事が出来ます。

 勿論その場所に発生させたままではなく、目地には、防水性を持った変形に追随できる弾性シーリング材を目地材として入れます。
「5.クラックの発生しやすい場所」で書いた発生し易い場所に入れます。クラックは大体斜めに生じることが多く、本来なら斜めに入れるに超したことはありません。しかし、意匠上の問題から、大体垂直に入れるのが、一般的です。

 目地を外にあらわさない隠し目地とした場合には、斜めに入れるのも一考です。勿論、鉄筋の不足のクラックは問題外ですが。


@は床から梁下まで開口部に沿って事前に目地を入れることで、クラックの防止をします。本来なら、開口の隅から斜めの角度で入れるのがベストですが、意匠上許されない事が多く垂直となってしまします。


Aは柱の際にクラックを入れるものです。柱の際にもクラックは起きやすいからです。


Bは水平目地といいます。これはコンクリートの各階の打ち継ぐためにいれます。一度に何階もコンクリートの打設はできません。各階づつ、打ちついで行きます。


  

Aは上の説明の通りです。
Dは壁に開口(サッシなど)がない場合、大体3m程度に一箇所いれます。勿論、それより小さい間隔の方が望ましいのは言うまでもありません。これも、意匠上の制約もあり、設計者は余り目地を好みませんので、許容ぎりぎりというのが多いようです。










 W-Walletホームへ                           (C) 2004 W-Wallet.com.