屋根には形状として二種類に分類する事が出来ます。勾配屋根(こうばいやね)と、陸屋
根(ろくやね)です。
1.)勾配屋根は文字通り勾配が付いた屋根です。住宅の屋根などごく、一般的に見られ
る形状です。雨水に対して考え出された、自然な形状です。勾配屋根にも各種の形
状が見られます。球場の屋根など弓形のものもこの部類として良いでしょう。
勾配屋根の種類は大体下記になります。
1. 片流れ
2. 切り妻
3. 寄せ棟
4. 入母屋
5. その他
2.)陸屋根(ろくやね)は文字通り平らな屋根です。マッチ箱を立てたようなビルの屋根
は、殆どこの陸屋根で出来ています。よくドラマなどでビルの屋上でのシーンなどがあ
りますが、あの屋根です。平らといっても、少しは水勾配といって水を集める為の勾配
は取っています。1/50(長さに対して勾配を付ける高さの比率)で、の勾配屋根と比
べ様も無く緩いものです。その分防水対策も十分なものが必要となってきます。
1.)勾配屋根では
1.草葺(萱(かや)葺き、藁葺きなど)
2.瓦葺(日本瓦葺き、洋瓦葺き)
3.鉄板(トタン葺き,折板葺き)
4.スレート
2.)陸屋根では
1.アスファルトなどの防水の後コンクリートで押さえて仕上げる。歩行可能。
2.露出防水仕上げ(仕上が防水のままという仕上。歩行可能なものと、歩行等
をしないことを前提防水層のままの仕上げがある。)
|