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 W-Wallet 騒音


1. 騒音とは何か?

2. 音はどのように発
  生し伝わるのか

3. 騒音の種類と地域別
  基準値

4. 建物の構造で違う騒
  音の度合い

5. 外壁からの騒音

6. 外壁の設備穴からの
  騒音

7. 窓ガラスからの騒音

8. 窓サッシからの騒音

9. 外壁伝いに階下への
  騒音

10. 隣接する部屋からの
  騒音

11. 建物内部の界壁間の
  騒音

12. 給排水の騒音と対策

13. 建物内 床からの騒
  

14. 床からの騒音 重量
  床衝撃音

15. 床からの騒音 軽量
  床衝撃音

16. 重・軽量床衝撃音の
  低減方法

17. 木造の重・軽量床衝
  撃音の低減方法

18. 既存建物での騒音
  対応策

19. 音のもたらす効果




     
 13. 建物内 床からの騒音

 床衝撃音の最も顕著な例はマンションの上下階で起きるもので、隣戸間がこれに続きます。これらは、マンションが売り出されてから今日に至ってもなおトラブルの原因として続いています。しかし、下の図でもわかるように、建物自体の欠陥で隣接する上下左右の住戸からの苦情が発生している訳ではなさそうです。下の図では、床に関する音への苦情は床鳴りです。床鳴りとは、床組の緩みでギシギシとした音が発生することで、

 つまり、床から発生する騒音への苦情は、そこに住まう人の心がけが問題だと多くの人が考えていると思われます。その苦情は隣接住戸からというより、そこに住まう住人そのものからのものでしょう。大きな音を出したら、階下に「すみません」と謝るような気遣いがあれば、大きな問題は発生しないでしょう。



 画像出典:公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター住宅相談統計年報2015




 音に気をつけて生活していても時には、思わぬ音を出して、ヒヤッとする事があります。また、本人は普通の暮らしをしているつもりでも、実際には上下階に住む人たちには音の迷惑をかけていることが、トラブルの最も大きな原因だろうと思われます。迷惑をかけられている側は、その不満が募り続けていきますが、一方の当人は、それに気付いていないことが、最後には大きな事件と発展していくのであろうと推察します。




 ■床衝撃音には2種類ある 

 上階から聞こえてくる音を床衝撃音といいます。床衝撃音には2種類に分けることが出来ます。人が飛び跳ねたときに出る「ドスン、ドスン」大きな音すなわち重量床衝撃音(LH)です。いまひとつは、ハイヒールなどの靴から出る、「コツ、コツ」という小さな音すなわち軽量床衝撃音です。その特徴を下表に挙げました。

なお
L値(floor impact sound LevelのL)は遮音等級のことです。L値につくもう一つのLはLight weightを意味し、L値につくHはHeavy weightを意味します。L値とは実験場における特定の条件下での推定値です。実際の現場における性能は、スラブ厚や梁条件、間取り等により異なります。保証された値ではありません。


    床衝撃音の概要
重量床衝撃音(LH)
軽量床衝撃音(LL)
 音の状態子供が飛び跳ねる「ドスン、ドスン」という音や重い物を落とした時の音など「コツ、コツ」と言う靴音、スプーンを落とした時の音、スリッパで歩く音など
 音の大小
 発生原因コスト削減のためにコンクリートの床を薄くしたのが原因。ダニ発生防止や床仕上げの高級感を出す為に、カーペットなどから、フローリング(板張り)が用いられるようになったのが原因。

軽量衝撃音には靴から出る、「コツ、コツ」という小さな音のほかにも、テーブルや椅子を引く時の音、テーブルの上の小物などが、落ちる時の音などもこれにふくまれます。この音は、床の仕上げ材に大きく関係してきます。従って、カーペットとかジュウタン、畳などがあれば殆ど問題はありません。これらの原因は、フローリング(板張り)、石張りやタイル貼りが原因です。

 重量床衝撃音とは違って、軽量床衝撃音はコンクリートの床の剛性等は問題になりません。




 ■遮音等級を表すL値 

L値とは建物の遮音性能を表す指標で、建物がどれだけの騒音を遮ることができるかを表す数値のことです。
床衝撃音は、住宅において常に不満項目の上位にあり、生活の中で重要な音の問題と言えます。ここでは 、床衝撃音の用語 と、評価方法についてご説明致します。床に床衝撃音発生器で衝撃 を加えた時の真下の室に伝わる音の大きさで、dBで表します。遮音性能とは 逆に、値が小さいほど床衝撃音の遮断性能が高いことを示します。床衝撃音発生器は、軽量・重量の2種類があります。

    遮音等級を示すL値
遮音
L値
重量床衝撃音
軽量床衝撃音
生活音・プライバシー


















L−40
遠くから聞こえる感じほとんど聞こえない気兼ねなく生活できる
L−45
聞こえるが気にならないサンダルの音は聞こえる少し気をつける
L−50
ほとんど気にならないナフを落とす落とすと聞こえるやや注意して生活する
L−55
少し気になるスリッパの音でも聞こえる注意すれば問題ない
L−60
やや気になる箸を落とすと聞こえるお互いに我慢できる程度

床衝撃音は、JISA1419で規
定されている標準衝撃源(重
量床衝撃音:バングマシン、
軽量床衝撃音:タッピングマシ
ン)を用いて上階床に衝撃を
加えた時に下階居室で発生す
る音を1オクターブバンドごと
に測定し、左の図に示されるL
曲線をあてはめ、最大のL値
によって遮音等級を決定しま
す。





 上記の表中の適用等級を示した内容は下記の通りです。
    日本建築学会による遮音等級の評価基準
特級(特別)
1級(標準)
2級(許容)
3級(最低値)
学会特別仕様
学会推奨標準
学会許容基準
学会標準外仕様
遮音性能上特に優れている遮音性能上望ましい遮音性能上ほぼ満足遮音性能上最低限度
特別に遮音性能が要求される使用状態の場合に適用する通常の使用状態で使用者から苦情がほとんど出ず、遮音性能上の支障が生じない遮音性の上の支障が生じることもあるが、ほぼ満足しうる使用者から苦情がでる確率が高いが、社会的・経済的制約などで許容される場合がある




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