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 W-Wallet 障子(しょうじ)


1. はじめに-障子に
  ついて

2. 障子の意味と歴史

3. 障子の持つ魅力

4. 障子の各部の名称

5. 障子の表裏とは

6. 障子の素材(木部)

7. 腰無し障子

8. 腰付き障子

9. 猫間障子

10. ガラス障子

11. 変り障子

12. 障子紙の種類

13. 障子の貼り方・
  はがし方




 9. 猫間障子(ねこましょうじ)

 現在、関東地方で「猫間障子(ねこましょうじ)」というと、障子の下半分にガラスが入っており、ガラスの前にも障子があって、この部分が上下に可動するものをさすようです。しかし、これは「摺上げ雪見障子」です。猫間障子は一見したところ、同じように見えますが、ガラスがありません。寒さ対策のためにガラスを入れるようになったのでしょうか。理由は不明です。

 従って、これはガラスの前の障子が上に上がるものは、障子が上がってもガラスが残っており、猫間障子ではありません。猫間障子は猫が出入りが出来るように障子部分の一部が可動するものだからです。猫は、こうした自由に出入り口が無いと、障子紙を簡単に破って、出入りしてしまいます。これを嫌って、障子の一部に小窓を設け、左右または上下に開くようにし、猫が自由に出入り出来るようにしたものです。猫が居る間(ま)で猫間です。間とは部屋です。こうした、名称の障子があることから、猫は日々の暮らしの上で、非常に身近な存在だったことをうかがわせるものです。
 障子の可動部分を、引き違い、両引きにさせたものを、大阪猫間障子(おおさかねこましょうじ)といいます。猫間障子には、下図のように本来ガラスはありません。

 これらの可動部分を持った障子は、その分一般の障子に比べて重くなります。従って頻繁に開け閉めするところには、向いていません。障子自体に戸車をつけるなどする工夫も必要です。

猫間障子の種類と形状 (矢印は開く方向を示しています。)
引分猫間障子
(ひきわけけねこましょうじ)
障子建具内の中央にに小さな障子がはめ込まれ、それぞれ左と右にそれぞれ引いて開けることが出来る障子です。引違いにはなりません。大阪猫間障子ともいいます。
片引猫間障子
(かたびきねこましょうじ)
障子建具内の片側に小さな障子がはめ込まれ、片側にのみ引いて開けることが出来る障子です。ここを少し開けておくと猫は自由に行き来が出来ます。
摺上猫間障子
(すりあげねこましょうじ)
障子の下部にはめ込んだ障子が上下して、向こう側が見えるようにしたものです。現在の摺上げ障子は、摺上げて空いた部分にガラスが入っているのが一般的です。ガラスが入っていないものが、摺上げ猫間障子です。そうでないと猫が行き来できませんから。「上げ下げ障」ともいいます。矢印のある可動部分の障子のを孫障子(まごしょうじ)」といいます。


障子紙と猫
 猫がどうして障子を破るのかは、不明です。障子の向こう側に行きたいが行けないということが、破るきっかけでしょうか。が、一度破ると病みつきになるようです。ちょっとした穴が開いていたりすると、そこに前足をかけ、それで破けてしまいます。それが、楽しくなるのかも知れません。そこでまた新しい障子紙を貼る。また、破るの繰り返しになります。

 現在では、猫が破くことが出来ない障子紙も登場しています。和紙などの障子紙を両面から薄い透明の塩化ビニール樹脂でサンドイッチした製品です。厚みは、0.2o程度です。紙の風合いが保たれています。
 古来から猫の障子紙破りには、頭を痛めていたようで、障子の一部を猫が出入りが自由にできるようにすれば、破かないだろうということで、猫間障子は出来たのです。それ以外の方法では、障子の組子の一部をどちらからでも開く扉をつけたり、布の「のれん」のようなものをつけたりしている人もいます。ただ、そうしたものがあっても、一度、障子紙を破る快感を覚えた猫に、有効かどうかは不明です。

画像出典:猫の画像は「ブログ つぼ猫もも」によりました。画像サイズを調整しています。











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