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 W-Wallet ツーバイフォー


1. ツーバイフォー歴史

2. バルーン工法とプラット
  ホーム工法の違い 

3. 軸組在来工法とツーバ
  イフォー工法の違い

4. 軸組在来工法とツーバ
  イフォーの工期の違い

5. 軸組在来工法とツーバ
  イフォー工法の長所と
  短所

6. ツーバイフォー工法の
  法規制 

7 ツーバイフォー工法の
  骨組図

8. ツーバフォー協会・メ
  ーカー・参考図書の
  紹介



      
 1. ツーバイフォーの歴史

 ツーバイ工法は日本では、木造枠組壁工法(もくぞうわくぐみかべこうほう)と呼ばれています。アメリカで開発され、アメリカやカナダなど北米の現在の木造住宅の主流である、プラットホーム工法において用いられています。およそ百数十年の歴史を持っています。プラットホーム工法は、ツーバイフオー工法の組み立て方の方法のひとつを指します。バルーン工法もツーバイ工法の組み立ての一方法ですが、現在は使われていません。従って、現在におけるツーバイフォー工法といえば、プラットホーム工法を指します。これは、日米で同じです。
 ツーバイフォのいわれは2インチ×4インチ(約50cm×100cm)の断面からです。これをツーバイフォーと呼ぶことからきています。×はバイと読みます。
 日本の在来工法(現在の住宅の一般的な工法)の柱の断面が105×105ですのでおよそ半分にした寸法になります。実際にはこれよりかなり小さいくなるようです。
 ツーバイフォーを簡単に言えば、日本の在来工法のような「柱」や「梁」そして「筋交い」がなく、その代わりを2×4インチの左の図のような断面に厚さ12.5ミリ程度の合板を打ち付けたいわゆる「耐力壁」で出来ている点です。
実際の使用寸法は、3.8cm×8.9cmのサイズ

 もともとアメリカの住宅建設では、イギリスから持ち込まれたフレーム工法と呼ばれる、日本の在来工法に似た軸組式を取り入れていました。軸組式は、柱とそれをつなぐ梁とで骨組み(フレーム)を作りますから、それを接合するには、日本の在来工法でも見られるように複雑な「仕口」の加工が必要とされます。

 アメリカでは、その後、このフレーム工法に改良を加え、バルーン工法と呼ばれる工法がシカゴで開発されました。1800年代のわずか数千人規模のシカゴはアメリカの片田舎は西部開拓のフロンティアの地として発展しつつありました。バルンー工法は1832年、この地で生まれたとされています。当時、バルーン工法というのは大工達の間で不評であったため、バルーン(風船)などという侮辱的な呼ばれていました。
 にも拘わらず、その後も廃れず、今日のプラットホーム工法に受け継がれたことは、バルーン工法が時代を先取りした画期的工法であったからと推測されます。なぜ画期的であったかといえば、アメリカの西部開拓で人手が足りず、また、住宅といっても広い土地に散在しており、フレーム工法では、移動だけでも一苦労で、大工が絶対数の住宅建設をこなし得なかったからです。バルーン工法は、角材に合板を打ち付けるだけの工法で、人手さえ確保できれば、素人でも建てることが可能でした。それゆえ廃れるどころが、広く受け入れられることとなったのです。
バルーンの特徴は一挙に2階部分までの壁を建てることでした。

  この工法により、日本の大工のような熟練者を必要とする、角材の接合箇所の加工が不要となりました。すなわち、施工法が単純で明快にすることで、熟練した技術者に頼ることなく、建物の構築が出来るようになったのです。また、使用する木材もサイズの規格化ができ、より経済的な施工が可能になりました。

 日本では狭い敷地であることが多く、さらに隣地にも家は建っていて、隣地との空きも殆どないような狭いケースがほとんどです。そうした場合、隣地側からの仕事はできませんから、敷地境界側の壁を「建起こし(たておこし)」という方法を取ります。あらかじめ敷地の内側で造った壁を敷地境界ま少し移動させて取り付ける壁の作り方です。バルーン工法はいわば、そのやり方を他の壁も同様に行うといった感じを想像してもらえばわかりやすいと思います。勿論、バルーン工法を用いたアメリカは、日本のような狭小な敷地だからそういう工法になったわけではありません。イメージとして似ているだけのことです。(左図)

 バルーン工法の大きな特徴は、軸組式から壁式への転換にあります。角材を廃止し、柱を挽き割ったような細長い柱で造った壁や床、小屋の骨組みに板材を打ち付けで構造的に体力を持たせる工法です。これが今日のプラットホーム工法の原型となったのです。プラットホーム工法は、現在のアメリカの木造住宅の90%は、この工法といわれています。

日本でも明治初期には、神戸,横浜の洋館がツーバイフォー工法で建てられました。その一つ、札幌の時計台は特に有名です。2016年現在で建設累計250万件を超えています。

阪神淡路大震災の時、ツーバイフォーの住宅が、基礎から剥がれて、ひっくり反っているのをみました。しかし、建物の形は歪みなく、そのままであったのをみて、びっくりしたものです。













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