外壁RC造の内部仕上げ及び内壁RC造の壁仕上げ |
1. | 打ち放し補修仕上 ↓ |
コンクリートの内側をそのままで(少し状態の悪いところは補修して)仕上げとしてお終い。
いわゆる「打ち放し(うちはなし)補修仕上」という方法です。打ち放しはそのままが仕上げとなるわけですから、コンクリートに使う型枠なども綺麗なものを使い、目違いや、凸凹などが生じないように工事を行いますので、費用は思うほど安くなりません。
構造設計の段階からから計画的に行います。
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2. | 打ち放し仕上げの面に塗装仕上げ または タイル貼り ↓ |
コンクリート面に水性ペンキなどを塗る、あるいは、塗料の吹き付けをして仕上げ方法があります。しかし、余り用いられることは無い仕上げです。
内装タイルを貼ることもできますが、これも余り取られる仕上げ方法ではありません。特別な何かの記念館で特別に行われることは、あり得ます。
塗装もタイルも仕上げとして可能であることは間違いありません。
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3. | 型枠外し面に木摺り+ボード仕上げ ↓ |
内外のコンクリートの型枠を外した内側に木製の40センチ角くらいの木を打ちつけて、ボードを張り、その上にクロスやペンキで仕上る方法。昭和の中盤までは良く使われた方法です。
現在ではマンションの住戸には使われていますが、その他の用途では殆ど使われません。 | |
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4. | 軽鉄下地+ボード仕上げ ↓ |
3.のように下地に木を使わないで、軽量のボード用軽鉄下地(LGSと呼ばれる)をコンクリートの内側に立てて、石膏ボードを張り、クロスや化粧ボードを張る仕上方法があります。図は、コンクリーt面に、LGSの控えを取る工法です。
一般的なLGSの場合にはコンクリート面に控えを取ることはなく10o程度間隔を取ってスタッド(柱)を立てます。
マンションなどの各住戸の界壁でLGSを設ける場合は、界壁のRCの壁にLGS下地が接することの無いようにする必要があります。隣の住戸の声が伝わってくる障害を避けるためです。
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5. | GL工法 ↓ |
GL工法はコンクリートの壁面にGLボンドという接着剤でボードを張る工法です。これについては、当サイトで詳しく紹介しています。
GLボンドというと、何か市販のチューブに入った搾り出して使う木工用のボンドや黄色いプラスチックの容器に入った白いボンドなどを想像しますが、それとはまったく違ったものです。(左の写真)
どちらかというと、粘りが加わった練りのモルタルのイメージです。
GL工法は手間が少なく現在でも多用されています。貼りしろが最大でも35p程度で納まるからです。壁仕上げによる室内空間の縮小を最大限に押さえることが出来、大変人気の高い工法です。
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