外壁ALC造の内部仕上げ及び内壁ALC造の壁仕上げ |
1. | ALC素地のまま ↓ |
ALCを張ってそのままで仕上げとすることを素地のままといいます。法解釈で、ペンキ塗りなどの仕上げをしないままで、室内を使用すると完了検査が通らない事もあります。
素地のままで利用するケースでは、自動車修理工場とか鉄工所、木材の加工場など特別に壁仕上げが必要でない職種ということになります。
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2. | 打ち放し仕上げの面に塗装仕上げ または タイル貼り ↓ |
ALC面に塗装仕上げとするのは主に外部側である事が多いのですが、勿論、室内側にも使用は可能です。
吹き付け材としてはゆず肌の吹き付けタイルやリシン吹き付けなどがあげられます。内部で雨掛かりを気にする必要がなければ、通常外部では使用しない塗装材でも検討可能です。
ALCにタイルを張る場合は、接着剤貼りとなりますが、ALCとALCの取り合い部の目地にタイルがまたがる(覆いかぶさる)事の無いよう目地を設ける必要があります。目地は5o程度でも可。変性シリコンを用います。
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3. | ALC面に木摺り+ボード仕上げ ↓ |
右の図:ALC面に木製の胴縁をALC専用釘で止め、その上にボード張りです。ボードは石膏ボードや化粧ボードなどがあります。
下の図:ALC厚さ100oの両面に胴縁を設け、ロックウール又はグラスウール30oを挟みこんで合板等を張り上げた、ALC認定の遮音構造です。認定なので、必ず総てがこの認定の通りでないと、遮音構造とはみなされません。
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4. | 軽鉄下地+ボード仕上げ ↓ |
3.のように下地に木を使わないで、軽量のボード用軽鉄下地(LGSと呼ばれる)をALCの内側に立てて、ボードを張り、クロスやボードを張る仕上方法があります。
現在でも使われますが、外壁の内側にも壁を新たに作るわけですから、部屋がそれだけ狭くなってしまいます。図は、ALC面に殆ど接着したような納まりですが、少なくとも5-10o程度は離して設けた方が良いでしょう。
これはコンクリート面に違う壁を設ける場合には、どの工法でもその分が部屋側に出るので部屋が狭くなるのは当然です。 | |
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