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 W-Wallet 内壁仕上げと下地


    (概要)

    (RC)

    (LGS)

    (ALC)

    (CB)

    (木)


 4 内壁仕上げと下地(ALC)

 ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete =軽量気泡コンクリート)は、珪石、セメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末を主原料とし、 高温高圧蒸気養生という独自の製法による軽量気泡コンクリート建材です。軽さと強度、断熱性をあわせ持ち、現代建築には多用されている非耐力壁の建材です。



ALCの断面

 なおこのサイトでは、住宅用などの小規模建物のALC外装パネル(上記画像右側)は、取り付け方には違いがあるもののサイディングと同じ扱いとし、この特集からは、除外致します。また、ALCパネルを便宜上ALCと略して使用します。


 ■ ALC内壁設置理由と箇所

 ALCを建物の内部空間に仕切り壁として設ける場合にはどんな事が考えられるでしょう。

 ALCは、コンクリートと比較してもその1m3辺りの重量は凡そ1/3.7程度と軽く、耐火性にも優れていることから、後施工の耐火防音の目的で建物内部の仕切り壁として設けられる利用されます。(重さを比べるとRC2400s/m3、ALC650kg/m3)
 又、構造上非耐力壁である事から、法令上や構造上の可能な範囲で、撤去や増設も可能です。

 利用部位では、エレベーターの竪穴区画や事務所ビルなどの階段とエレベーターのコア部分の囲いとして、また商業ビルのエスカレーター周りの区画や囲い、主要な間仕切りとして工事が煩雑なRC造の代わって設けられます。

 とは言っても決して軽いと言える程ではありませんので、殆ど場合で建築工事後の利用は多くはありません。


 ■ ALCの一般事項

 鉄骨造(S造)では、外壁をALCパを張り、その上にタイル貼りや吹き付け塗装で仕上げることが一般的です。ALC張りには、縦張りと横張りがあります。張り方に違いはありますが、部材その物に違いは何らありません。

 割付には窓の高さや、パラペットの高さなどを充分に考慮する必要があります。ALCは長手方向を切断して使うことも可能ですが、少なくとも半分以上のサイズの残存部分が必要です。従って、計画性や取り扱いには、縦張りの方が扱いやすいと言えます。

 外壁にALCを使用する時には、鉄筋コンクリート(RC)造の腰壁800-1000o高さを設けます。ALCはその上から使用する工法に従って鉄骨等に張りつけます。腰壁の高さは特に定められているわけではありませんが、800o程度はどの工法であっても必要です。ただ、ALCの割付によって腰壁の高さを調整することはあり得ます。 

 内壁にALCを設ける場合は、腰壁は必ずしも必要ではありませんが、設けるべき壁高さとALCの長さを考慮して設けることが多いです。


 ■ 内壁としてALCの仕上げ

 ALCを内壁として設ける場合の注意点としては、工法に依って可否があるということです。工法としては、スライディング工法、ロッキング工法とも地震時にALCが変形することによってALC壁面を破壊から守ろうとする工法ですので、ALC面に衣摺などを直接打ち付けるのは好ましくない、ということです。

ALC面に木胴縁を打ち付けたボードが損傷を受けるか、ALCが損傷を受けかねないということです。内壁としてのALCでは外壁ALC程神経質になることはないとも言えます。


外壁ALC造の内部仕上げ及び内壁ALC造の壁仕上げ
1.
ALC素地のまま ↓

 ALCを張ってそのままで仕上げとすることを素地のままといいます。法解釈で、ペンキ塗りなどの仕上げをしないままで、室内を使用すると完了検査が通らない事もあります。

 素地のままで利用するケースでは、自動車修理工場とか鉄工所、木材の加工場など特別に壁仕上げが必要でない職種ということになります。
                       


                  
2.
打ち放し仕上げの面に塗装仕上げ または タイル貼り 

 ALC面に塗装仕上げとするのは主に外部側である事が多いのですが、勿論、室内側にも使用は可能です。

 吹き付け材としてはゆず肌の吹き付けタイルやリシン吹き付けなどがあげられます。内部で雨掛かりを気にする必要がなければ、通常外部では使用しない塗装材でも検討可能です。


 ALCにタイルを張る場合は、接着剤貼りとなりますが、ALCとALCの取り合い部の目地にタイルがまたがる(覆いかぶさる)事の無いよう目地を設ける必要があります。目地は5o程度でも可。変性シリコンを用います。

3.
ALC面に木摺り+ボード仕上げ 

 右の図:ALC面に木製の胴縁をALC専用釘で止め、その上にボード張りです。ボードは石膏ボードや化粧ボードなどがあります。


 下の図:ALC厚さ100oの両面に胴縁を設け、ロックウール又はグラスウール30oを挟みこんで合板等を張り上げた、ALC認定の遮音構造です。認定なので、必ず総てがこの認定の通りでないと、遮音構造とはみなされません。




4.
軽鉄下地+ボード仕上げ 

 3.のように下地に木を使わないで、軽量のボード用軽鉄下地(LGSと呼ばれる)をALCの内側に立てて、ボードを張り、クロスやボードを張る仕上方法があります。

 現在でも使われますが、外壁の内側にも壁を新たに作るわけですから、部屋がそれだけ狭くなってしまいます。図は、ALC面に殆ど接着したような納まりですが、少なくとも5-10o程度は離して設けた方が良いでしょう。


 これはコンクリート面に違う壁を設ける場合には、どの工法でもその分が部屋側に出るので部屋が狭くなるのは当然です。






画像出典:ALC協会(ALCの断面図)
画像出典:エスケー化研(ゆず肌吹き付け)
画像出典:一条工務店(2丁掛けタイル)
画像出典:旭化成(表中の3と4の図)








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