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 W-Wallet 内壁仕上げと下地


    (概要)

    (RC)

    (LGS)

    (ALC)

    (CB)

    (木)


 5. 内壁仕上げと下地(CB)

建物の内部の一部分をCB(コンクリートブロック)で仕切る事があります。

 しかし、CBは重い(単位重量は軽いもので1400kg/m3でコンクリートの2400kg/m3よりは軽い)ので、余り使われません。ALCの650s/m3と比べても相当重い。



 しかし、取扱は400×200×100(厚さ)oで1個辺り10sなどは比較的取り扱い安い点は利点です。ALCやRCで補え切れない内壁の仕切りとして、多くは無いものの必要な部材です。

ブロックのサイズと重さ

ブロックの呼
サイズ(長さ×高さ×厚さ)
重さ(約)
10cm
39×19×10
1.0kg
12cm
39×19×12
1.2kg
15cm
 39×19×15
1.4kg
19cm
39×19×19
1.8kg


 しかし、取扱は400×200×100(厚さ)oで1個辺り10sなどは比較的取り扱い安い点は利点です。ALCやRCで補え切れない内壁の仕切りとして、多くは無いものの必要な部材です。


 ■ 内壁としてCB積み

広い内壁として利用する場合は精々2階程度までであまり多くの階で使用しません。CBを利用する目的は、

@ 主に防火や耐火の区画
A ハーフバスユニットやシャワー室などの腰部
B 地下室などの湧水対策溝前の壁

 などがあります。

 CBは長辺方向を割って利用することもありますが、その場合は少なくとも半分以上が残っていることが前提です。

つまりCBが幅400×高さ200×厚さ120oの場合
           ↓
       幅400×高さ100×厚さ120o

と半分以上の高さとしなければなりません。割るとブロックが無駄になりますし、見苦しい納まりにもなります。

 したがって、そのような場合は立ち上がりコンクリートの高さを調節して端数が入らないように調節します。最上段の上には30o程度の目地を設けます。



 ■ CBの積み方

 CB積みは、馬乗り目地に積んでも特に支障がある訳ではありませんが、横の鉄筋は通り易いのですが、縦の鉄筋は通りにくいのと、目地すべて完全にモルタルを充填しなければならず、手間と価格が高くなります。

 又、スラブ下などの最上段へのモルタル充填には特に手間がかかります。



馬乗りにCBを積んだ例



外壁補強CB造の内部仕上げ及び内壁CB造の壁仕上げ
1.
CB積み上げ仕上 ↓

 外壁が補強コンクリートブロック造の建物で
ある場合、建物内部に於いて、そのままCB積
みで仕上げとして利用する作業場のようなケー
スがあります。内装にこだわりがなければ、何
ら問題はありません。

 しかし、居住空間や事務所空間として利用す
るような場合は、前頁のALCと同様の外壁側
は別の内部仕上げとなります。

 一方、内壁にCB壁を化粧積み(CB積みそ
のまま)として仕上げることがあります。無機質
の美しさお求める場合などですが、余り多く利
用されれません。

 CBをそのままで利用する場合は、電気配線
を露出としたりや各種機器の版などにはCBを
補強したり、強度を落とさないような配慮が必
要です。



            
2.
CB面に塗装仕上げ または タイル貼り 

 コCB積み面にペンキや吹き付け、あるいはタイル張りを行う事があります。この場合は、薄付のモルタルを下地に塗して行います。

 大きな面に下地モルタルを塗る場合は、伸縮目地を設けます。当然、CBの目地にその目地を合わせるようにします。

 タイル張りの場合もモルタルの伸縮目地に合わせます。

 左の図は現在のタイル貼りの主流である接着剤貼りです。貼りしろは1-2o。躯体となっている部分はCBと読み替えてください。

3.
CB面に木摺り+ボード仕上げ 

 CB積み面に下地として木軸組を設ける方法です。更にボードを張りとします。CB積みが垂直に建っているかは、要確認です。

 このため、図の様にCB面に接して木軸を設けるのではなく、10o程度開けて調整します。

 これは、RCやALC面であっても必要です。



4.
軽鉄下地+ボード仕上げ 

 3.のように下地に木を使わないで、軽量のボード用軽鉄下地(LGSと呼ばれる)をコンクリートの内側に立てて、ボードを張り、クロスやボードを張る仕上方法があります。

 現在でも使われますが、外壁の内側にも壁を新たに作るわけですから、部屋がそれだけ狭くなってしまいます。


 これはコンクリート面に違う壁を設ける場合には、どの工法でもその分が部屋側に出るので部屋が狭くなるのは当然です。

5.
GL工法 

GL工法はCBの壁面にGLボンドという接着剤でボードを張る工法です。これについては、当サイトで詳しく紹介しています。

 GLボンドというと、何か市販のチューブに入った搾り出して使う木工用のボンドや黄色いプラスチックの容器に入った白いボンドなどを想像しますが、それとはまったく違ったものです。(左の写真)

 どちらかというと、粘りが加わった練りのモルタルのイメージです。

 GL工法は手間が少なく現在でも多用されています。貼りしろが最大でも35p程度で納まるからです。壁仕上げによる室内空間の縮小を最大限に押さえることが出来、大変人気の高い工法です。




画像はRC面にGL工法です。
CB面であっても同様に施工出来ます


画像出典:SUVACO(馬乗りに積んだ図)
画像出典:住宅雑誌Replan(化粧芋積みCBの図)
画像出典:一条工務店(2丁掛けタイル)
画像出典:旭化成(表中の3と4の図)
画像出典:ECOT HOUSE(3.の図)
画像出典:吉野石膏株式会社(GL工法5.の図)








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