| DOS版からWindows版への移行はWindows95が発売された頃からでした。当時はまだDOS版でも使うことは出来ましたが、将来的にはDOSは使えなくなると言うことで、Windows版の第一歩を踏み出しました。当初は、なかなか思うようにバージョンのアップしないことが多く、途中挫折してしまうのではないかと心配しましたが杞憂に過ぎませんでした。
Windows95はグローバル社会の先駆けでした。インターネットが情報の手段となり、地球の裏側で起きたことが、テレビや新聞よりも早く駆け巡る情報の時代になったのです。恐らくこの1995年が昭和的な時代から現在のグローバル化した平成ー令和の時代に大きく変貌した敏だったのでした。Dos版からWindows版に変更になることは、まさに時代の要請でした。
DOS版時代の様には頻繁なバージョンアップはなくなりましたが、三ヶ月から六ヶ月の間には必ず一度はあって、ゴールデンウィーク明けとか、盆休みや正月明けなどが多かった記憶があります。
その後も着実に進展し、今日に至っています。Windows版で特に大きく変わったところは、クロックメニューです。クロックつまり時計の1時から12時までの各時間の方向にマウスをクリックしながら引くと、画面のサイドのアイコンをクリックする
必要がなくなり、アイコンで画面が狭くなることも、クリックする手間も省けそれだけスムーズに図面が掛けます。私などは、DOS時代のJW−CADが長かったため、なかなかクロックメニューになじめなかったのですが、DOS時代の記憶が薄れるに連れてよくなってきました。クロックメニューは時計の時刻の刻み方向にカーソルを動かすと、そのコマンドに入れる機能です。
画期的な方法でした。今でも素晴らしいと思います。
 | 最近のバージョンでJW−CADを開いたところ。JWWIN初期画面です。画面のアイコンの位置を自由に変更できます。現在の日本に出ている有料、無料のCADを通して勝るとも劣ることはありません。建築CADの中では絶大なるユーザーを獲得しています。JW−CADが市販のCADソフトに大きな刺激を与えたことは間違いありません。
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