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 2. 壁紙(クロス)について

 ここで改めて現在の日本の壁紙(クロス)について、話を進めていきます。まずは壁紙(クロス)について考えてみましょう。


 ■ 壁紙(クロス)の使われ方

 現在の日本において、壁紙(クロス)は、マンションはもとより戸建て、店舗、事務所ビル、その他、宿泊施設等でも内部の仕上げには、殆どといっていいほど使われています。勿論、壁紙(クロス)以外の材料で壁仕上げを行うことはあります。

 しかし、それはごく限られた部分でしかありません。例えば、これらの施設の玄関や待合ロビーなどの共用の広い場所などです。あるいは、なホテルの一室の壁面の一部、一面の壁を石調のタイル張りや板張りの壁にするなどはあります。


 こうした場所では壁紙(クロス)だけでは、高級感は出せませんし、内装に厚みが無く、見た目にも平滑的で単調な造りになってしまいます。そこで石張りやタイル貼り、板張りなどをすることによって高級感や変化のある内装仕上げを演出することが可能になります。



 ■ なぜ壁紙が多用されるのか

 なぜ壁紙が多用されるのかといえば、手軽だからです。しかも、安価なものから高価なものまで商品のラインナップが実に豊富にあるからでもあります。最も多く利用されるのは、ビニールクロスでしょうか。戸建ての内部の壁といえばほとんどがこれが利用されているといっていいでしょう。ビニールクロスにも、柄が多様にあり選定するにも迷うほどです。価格はuで1700円程度と非常に手軽です。

安価であるビニールクロスの例
高価格の織物布クロスの例



 ■ 壁紙(クロス)の種類と商品分類

壁紙(クロス)は材料区分により次の6つに分類されます。分類については、日本壁装協会によりました。

@「紙系壁紙」
A「繊維系壁紙」
B「塩化ビニル樹脂系壁紙」
C「プラスチック系壁紙」
D「無機質系壁紙」
E「その他」


壁紙(クロス)の種類と商品分類表
種類
商品分類
解説
 @ 紙系壁紙 加工紙
 紙布
 和紙
紙(普通紙、難燃紙、紙布)を主素材とする壁紙。
ただし表面化粧層にプラスチックを20g/m 2以上使用したものを除く。
 A 繊維系壁紙 織物
 植毛
 化学繊維織物
 化学繊維植毛
 化学繊維不織布
 絹織物
有機質の繊維を主素材とする壁紙。
植物性繊維またはレーヨン等のセルロース系再生繊維を主素材とするもの(化学繊維との混紡・ 交織などを含む)。
化学繊維(アクリル、ポリエステル等)を主素材とするもの。
動物性繊維織物を主素材とする壁紙。
 B 塩化ビニル樹脂系壁紙 塩化ビニル
塩化ビニル樹脂を主素材とするか、または表面化粧層に20g/m2以上塩化ビニル樹脂を使用している壁紙。
裏打ち材には普通紙、難燃紙、無機質紙、織布などが用いられることがある。
 C プラスチック系壁紙   プラスチック
 オレフィン
塩化ビニル樹脂を除くプラスチックを主素材とするか、または表面化粧層に20g/m2以上プラスチックを使用している壁紙。
裏打ち材には普通紙、難燃紙、無機質紙、織布などが用いられることがある。
 D 無機質系壁紙 水酸化アルミニウム紙
 無機質骨材
 ガラス繊維
無機質紙・無機質骨材・ガラス繊維など無機質を主素材とする壁紙。
ただし、表面化粧層にプラスチックを20g/m 2以上使用したものを除く。
 E その他 合成紙
 どんす張り
 塗装仕上げ
特有の施工法による壁紙。その他上記の5種類に該当しないもの。


画像出典
ビニールクロス:シンコール
織物クロス:小嶋織物


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