| 前ページでは、壁紙(クロス)に関係する法令(主に建築基準法)にを抜き出し、その後、その法令の条文そのものを列挙しました。たぶん、法令の条文の見出しまでは、注意をもって見られたと思いますが、条文そのものを読む気は、あまりにも膨大な量で失せたと思われます。
そこでこのページでは、前ページで取り上げた法令の条文を一覧表にしました。この表を見れば、一目瞭然かと思います。この表を見てから、条文を確かめるような考えでよいでしょう。なお、この表は条文の条文番号の若い順に並べたわけではありません。入り乱れて記載していますので注意してください。
内装制限については、前ページでその建築基準法などの法令で規制されたもののことです。それをもう少し柔らかく説明すれば次のようになります。
 | | 『内装制限とは建物内部で火災が発生した場合に内装が激しく燃えることで、火災が広がったり有害なガスを発生したりして内部にいる人間の避難を妨げる状況がないよう、内装に関する規定を設けてそれを制限すること』となります。もう少し、詳しく見ていきます。
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建築基準法等の法規制を具体的でわかりやすくまとめたのものが次に書く 「■ 内装制限表 その1」 と 「■ 内装制限表 その2」 です。
まずは、下の表 「特殊建築物等の内装制限表」 です。 ここでは、壁紙(クロス)がその使用を制限される箇所についての内容を表にしたものです。勿論、壁紙(クロス)に限った話ではありませんが、今回のテーマであることから、壁紙(クロス)仕上げの内装制限に限っての話とします。
右端を参考にしてください。


次の表は、上記の「■ 内装制限表 その1」の建築基準法等の規制に対して、この「■内装制限表 その2」では、どちらかというと緩和や免除といったものが中心なっています。クロスについていえば、下表右から二つ目の 「天井・壁の内装制限」欄をご覧ください。
こんな処置をすれば(条件付きで)、緩和しましょうとかあるいは免除されますよと言ったものが中心でより規制強化はありません。どんな法にも例外があるようにここでも、例外があるわけですね。それらは、法文の末尾近くに「ただし、、、」といった書き方の「但し書き」で記載されています。
勿論すべてに渡って緩和や免除があるわけではありません。
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