@ | 蒸し風呂 | 蒸し風呂は今のサウナのようなものです。国によって多少の違いはありますが、基本的なものは、蒸気によって体を温める目的のものです。
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A | 岩風呂 | 岩の窪(くぼ)みを利用して、そこに湯を張ったものですが、現在ではそれに似せて、岩の囲いの中に湯を張ったものをさします。露天風呂がその代表例です。もともとは、洞窟などの窪みに火を焚いて、その上に濡らした海藻や筵(むしろ)をおいて出た蒸気による蒸し風呂のようなものであったようです。
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B | 砂風呂 | 砂風呂も砂による蒸し風呂を指し、温泉地で砂の中に身を埋めて体を温めるものです。
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C | 水風呂 | 桶の下部が釜になった、水から沸かす形式の風呂のことをいう場合と水が張った風呂をさす場合があります。しかし、風呂とは元来、体を温めることが健康につながることから、水だけの風呂は、現在での風呂のバリエーションと理解するべきです。
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D | 釜風呂 | 釜(竃)風呂で有名なのは京都の八瀬の釜風呂が有名です。土で固めたお釜を逆さにしたような形で、一部に入り口があります。中には砂利とその上に筵(むしろ)が敷いてありそこに寝そべって体を温めるものです。
中で火を炊き、砂利が熱くなったところで、灰を取り出し、水の含んだ筵を敷いて、蒸し風呂として体を温めたようです。火をたいた後煙を素早く追い出します。
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E | 五右衛門 風呂 | 釜ゆでの刑に処せられたという石川五右衛門の名にちなんだといわれています。 かまどを築き、鉄の釜をのせ、木の桶をすえた風呂。桶の底は浮かせて蓋とし、人が入るときには踏み沈めて底とします。
画像出典:五右衛門風呂のHP | |