| 木造が水や湿気に弱いのは最大の難点です。その上、日本の高温多湿、多雨の気候も不利な条件です。しかし、それを補って余りある魅力が木造にはあります。そこで、宅地の選びのポイントの二つ目は木造を弱くする水を、はけをよくする宅地にする事が大切です。
水はけの悪い宅地は、充分な盛り土をする事が基本とします。少なくとも1メートル以上は必要です。しかし、こうした土地は、そもそも排水の悪い平坦な低湿地である場合が多く、昔より水田、河川が氾濫した低湿地、河口付近又は臨海の三角州などは地下水が地表面近くにあって、自然に水が集まりやすくなっています。
従って、水はけの悪いのは当然です。末端に行くまで完全な地域として排水計画が完備しているのでなければ、たとえ、盛土をしてもその効果は限定的です。
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