外装タイルに適用される積上げ張りの改良工法で、平坦なモルタル下地を作った後、タイル裏面に張り付けモルタルを塗り付けて張る方法です。平坦な下地は、コンクリート面でもよく、コンクリート直張り(じかばり)として行うこともあります。
改良積上げ張りの長所と短所 | 長 所 | @ | 施工のバラツキが少なく、良好な接着強さが得られる。 | A | タイル裏面全体モルタルを塗り付け、振り粉をしないため空隙が なく、白華が生じにくい。 | B | 平坦な下地に貼り付けるため、積上げ張りほど熟練を要しない。 | C | 仕上がりは良好である。 | 短 所 | @ | 圧着張りに比べて張り効率が悪い。 |
| 施工のポイント
実際の施工の際には以下の3点がポイントとして上げられます。
@ | 外装タイルの裏面は「蟻足」とし、1.5〜3oの高さを持つことが必要です。 | A | モルタル調合はC/S=1/2〜1/3とし、必要に応じて保水剤、合成高分子エマルジョンを加えます。 | B | タイル裏面に空隙が出来ないよう、タイル裏面全体にモルタルを張り付けます。 |
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