マスク工法は、主にユニット化された外装モザイクタイルや外装タイルに適用します。連結されたユニットタイルの裏面に所定のマスクをかぶせてモルタルを塗り、精度良く仕上げた下地面に直ちに叩きつける工法です。
マスク工法の長所と短所 | 長 所 | @ | 施工のバラツキが少なく、均一で良好な接着強さが得られる。 | A | 張り付け材料の塗り付けに熟練を要しない。 | B | 張り付け材料にロスが生じない。 | C | 下地に打った墨が消えない。 | 短 所 | @ | 張り付けモルタル厚は、3oと薄く、下地精度が仕上がり精度となるために、良い下地精度を確保する必要がある。 | A | 塗る付け作業に場所をとり、外装の場合、足場が狭いと作業効率が下がる |
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| 施工のポイント
@ | モザイクタイルの裏面は「蟻足」(0.7o以上)とし、内装タイルは吸水止め処理のものを用います。 | A | モザイクタイルでは張り付けモルタルに合成高分子エマルジョンを混和します。 | B | モザイクタイル調合はC/S=1/0.5〜1/1とします。 | C | 下地精度は±1.5o/2m程度とします。 |
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