| 大気中の水や氷の粒などの物質が擦り合い、上昇気流などで空に上がると雲に静電気がたまります。これを帯電といいます。こうして雲の上部はプラスの電気、下部はマイナスの電気を帯び、そして空気の中にたまったマイナスの電気が地上のプラス電気と中和し、地面に一気に放電します。これが雷の発生です。
雷の放電が、ギザギザに見えるのは、空気中の水分の多いところ、すなわち少しでも電気の流れ易い部分を通ろうとするからです。静電気の発生も同じ原理です。
物と物がが擦れ合って出来た摩擦電気が静電気です。これがからだの衣類や人体に動かない状態、つまり静電気で溜まります。
KV(キロボルト)は、電圧の単位
静電気の電圧と諸現象 | @ | 1kV | 身体に感じない | A | 1kV以上 | まといつき感 | B | 2kV | 放電を感じるが、痛みはない | C | 2kV以上 | ほこり、チリ、紙粉などが付着しやすくなる | D | 3kV | 針で刺されたようにチクリと痛む | E | 5kV | 手のひらから前腕まで痛む | F | 5kV以上 | パチパチ感 | G | 10kV | 引火性雰囲気の場合は爆発の危険性あり | H | 12kV | 手全体を強打された感じ |
| 雷の放電の瞬間 |
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