| 18-5. ALCの縦壁スライディング構法でのパネル伸縮目地を設ける箇所 |
目地計画のポイント
実際の施工の際には以下の3点がポイントとして上げられます。
@ | 縦壁スライド構法では出入隅部、出入隅の最端部のパネルと隣接するパネルとの間の目地、階毎の水平目地、ベランダ等の腰壁との取合い、他部材との取合いおよび壁長20m以内の目地にパネル伸縮目地を設けます。
| A | タイルはALCパネルの幅、長さの間で割付け、パネル目地にまたがらないように割付けます。
| B | タイル伸縮目地はパネル伸縮目地およびALCパネル5枚以内のパネル間縦目地設けます。また開口両側および中間方立てが挿入された縦目地、基礎部との取合いもタイル伸縮目地とます。
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縦壁スライド構法ではロッキング構法と同様、出入隅部やベランダ等の腰壁との取合いおよび、階毎の水平目地にパネル伸縮目地を設けるが、それに加えスライド機構を阻害させないため出入隅の最端部と隣接するパネルとの間の目地および壁長20m以内の目地にもパネル伸縮目地を設ける。
階毎の水平目地ではロッキ ング構法よりも変位量が大きいためクリアランスは20mmを標準とします。また、出入隅部の目地のクリアランスは10〜20mm、出入隅の最端部と隣接するパネルとの間の目地、ベランダ等の腰壁との取合い、他部材との取合いおよび壁長20m以内の目地のクリアランスは20 mm を標準とします。
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