| 前ページでタイルの先付工法を二種類紹介しました。すなわち、『PC板とGRC先付け工法』と『型枠先付け工法』の二つです。このページと次のページではその先付方法の詳細を述べます。
PC板製造工場でタイルとコンクリートを一体で打ち込んだパネルを作成し、現場でファスナーを使って鉄骨に留め付ける工法。薄いPC板を作り、これを外型枠として現場でコンクリート打ちをするオムニア板先付け工法も行なわれています。
タイルシート法の適用タイルと長所及び短所 | 適用タイル | @ | 二丁掛以下のタイルに適用される。
| A | モザイクタイルは全てのタイルシート法による。
| 長 所 | @ | タイル配列の作業性が良い
| A | 接着の確実性、白樺防止、仕上がり精度の面で最も信頼性の高い工法
| 短 所 | @ | ユニットの種類が多いと、作業能率低下、高コストとなる
| A | シート間ジョイント部の仕上りが悪い時がある。
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タイル単体法の適用タイルと長所及び短所 | 適用タイル | @ | 小口平以上のタイルに適用される
| | | 長 所 | @ | タイル配列の作業性が良いが、シート法よりは劣る
| A | 目地の仕上がりがよい
| 短 所 | @ | ユニットの種類が多いと、作業能率低下、高コストとなる
| A | タイル寸法に合せた目地マス、目地桟が要求される
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施工のポイント | @ | タイルシートはメーカーにて加工されるが、シート形状はタイル・メーカー等により異なるのでその特長をよく知っておくことが重要。 | A | シート単位で型枠に取付けていくので現場でのセット能率は良いが、シートの種類を多く要する場合がある。またミスがあると非常に手間取る。 | B | モザイクタイル調合はC/S=1/0.5〜1/1とします。 | C | シート間ジョイント部の仕上りが悪い時がある。 | D | 工事の初期の段階でタイルが必要となるため、設計時点での十分な計画と早期準備が必要です |
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