タイル下地をこしらえた後、圧着貼りを施工する方法です。下地表面に付着したレイタンス等の表面の汚れを除去し、水湿(しめ)しを十分に行うこと、伸縮目地を要所に設けることなどの点がポイントとなります。オープンタイムの取りすぎやタイルの叩き込み等の施工管理が不十分の場合は損傷発生が起き易い工法です。
モルタル下地をこしらえず、路盤に直接施工する方法です。この方法では、路盤の不陸調整が殆ど取れないため、仕上がり精度が下地精度に依存してしまう欠点があります。また、コンクリート路盤の場合、表面の汚れ、レイタンスが接着を妨げるため、施工前に完全に除去しなければなりません。
転圧した砂の上にタイルを敷き詰め、目地に砂を掃き込む方法です。透水タイルやブロック等の施工に適していますが、薄物のタイルですと、施工後に損傷が懸念されるため、タイル厚さは60o以上のものを用います。
転圧した砂もしくは空練りモルタルの上にタイル張りしたコンクリート平板を敷き詰め、目地に砂を掃き込む方法です。あらかじめコンクリート板にタイルを施工しているため、施工不良によるタイルの損傷が少ない方法です。
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