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 W-Wallet タイル






  (貼り形状)

  (下地と目地)

 (納まりとタイルの選定)


 (手張り工法と先付工法)



   (接着剤による工法)

  (貼り付けモルタルをタ
   イル側に塗る工法)

  (貼り付けモルタルをタ
   イルと下地の両方に塗
   る方法他)





18-2. ALCの縦壁ロッキン
    グ構法でのパネル
    伸縮目地を設ける
    箇所

18-3. ALCの縦壁ロッキン
    グ構法での目地設
    計およびタイル割付
    け方法

18-4. ALCの縦壁ロッキン
    グ構法での目地部
    タイル納まり詳細

18-5. ALCの縦壁スライデ
    ィング構法でのパネ
    ル伸縮目地を設け
    る箇所

18-6. ALCの縦壁スライデ
    ィング構法での目地
    設計およびタイル割
    付け方法

18-7. ALCの縦壁スライデ
    ィング構法での目地
    部タイル納まり詳細

   分類

  (PC板先付け工法)

  (GRC板先付け工法)

   形枠先付け工法(1)

   形枠先付け工法(2)

   形枠先付け工法(3)


   (床タイル貼り各種
   ケース@ABC)

   (床タイル貼り各種
   ケースDEFG)

  

 6. タイル張り計画 下地と目地

 外壁に施工のタイルは、剥離、剥落は悪くすると人身事故に至る可能性もあり、タイル貼りの計画と施工には十分に注意する必要があります。そこで、タイル貼りの中でも特に重要な下地と目地について、考えてみましょう。


 検討が必要な事項
1






タイルを貼るための躯体や下地は変形の少ないものを計画します。特に下記のような点に注意が必要です。

@

ラス下地にモルタルを塗った下地などは変動が大きく、クラックが生じやすく不適です。

A

現状でもよく使われるALCや押出成形セメント板などにタイルを貼る場合には、板と板間に必ず目地を設けるような計画が必要です。板と板との繋ぎ目地にタイルがまたがないように計画します。

B

タイルおよびタイルを貼り付けるための材料(例えば張付けモルタルなど)の重量をしっかり保持できる躯体や下地  を作る事が必要です。

C

上記Bのために躯体や下地に凹凸を設けるとタイルとの接着性が向上します。

2






タイル目地は突き付け目地や深目地は計画しない。適正な目地幅と目地深さをとるように計画します。


突き付け目地は太陽熱の照射の有無による、タイルや躯体下地の膨張や収縮を吸収できずタイルの欠けやひび割れ、剥落を生じさせます。


深目地は、タイルの太陽熱による熱膨張やコンクリートの躯体や下地モルタルの収縮がタイルの裏足部に集中することにより、裏足の破断による剥離が生じます。


突き付け目地はねむり目地とも呼ばれ、目地を適正にとらずタイルとタイルをぴったりと寄せて張る方法です。(建物の内部では温度差が極端に生じるような場合を除いては、問題ありません)


深目地は目地がタイルの表面から引っ込みが大きい目地のことです。おおよそタイルの厚みの半分を超える目地深さのことです。(建物の内部では温度差が極端に生じるような場合を除いては、問題ありません)。深目地は、外壁に重厚感や高級感をもたらします。


3








タイルの目地に合わせて下地と躯体にも目地が必要です。これは、伸縮目地と呼ばれるものです。

伸縮目地を設ける理由は、モルタル下地やコンクリートの躯体が乾燥収縮や逆に湿潤膨張による動き、あるいはタイルや貼り付けモルタルの熱膨張による動きを吸収させるためです。タイルのひび割れ、剥離を防止が可能です。

伸縮目地を設ける場所

@ 建物の各階の床のコンクリート打ち継ぎ目地

A 壁開口周り

B 開口のない面積の大きい壁面で10u以内なるようにもうけます。

C 他の部材との取り合い部(例えばサッシ等)

D 柱型の周り

E 同一建物で高さが違う部分の際

伸縮目地を設ける場合の注意点
@
タイル割り付けに合わせた位置に設けます。
A
タイル割りに合わせて設けた伸縮目地に合わせて下地モルタル、躯体コンクリートに亀裂誘発目地を設けるようにします。両者を同じ位置に設けることが必要です。
B
伸縮目地の10mm以上とし、その深さはコンクリート躯体面までとします。
C
亀裂誘発目地は幅25mm程度で、深さは躯体厚さの最低でも1/5以 上は必要です。深さが浅いとこの目地位置に亀裂を誘発できません。

躯体の亀裂誘発目地の例 ↓
タイルの伸縮目地の例(横目地)↓
タイルの伸縮目地の例(縦目地)↓



  コンクリート造の外壁には、誘発目地や打ち継ぎ目地を要所に設けます。誘発目地の大きさは、一例として上記の画像を取り上げましたが、壁の厚さや構造設計者の考え方などで、深さや大きさ形状、本数は変化します。よく打ち合わせて決定します。







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