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 1. モルタルとは?

 ■モルタルとは?
 モルタルを英語表記すれば、Mortarと書きます。英語読みを書けばモルタルではなくモーターとなります。これを、日本ではモルタルと呼んでいます。日本人がこの文字を読む時、この方が自然な感じがします。
 モルタルとは、土木建築の材料の一種で、砂とセメントと水ををペースト状の柔らかさに練り混ぜた物のことです。正式にはセメントモルタルといい、モルタルといえば一般的にはセメントモルタルのことを指します。

 しかし、他にも砂に石灰やアスファルト、合成樹脂などの結合材に混ぜて硬化させたものもモルタルと呼んでいます。要するにモルタルというのは一種類だけではないということです。


例えば

石灰を混ぜたものを石灰モルタル
アスファルトを混ぜたものをアスファルトモルタル
合成樹脂と細骨材の入ったものをポリマーセメントモルタル
合成樹脂を混ぜたものを樹脂モルタル
と各々呼んでいます。この場合は、特殊な例として頭の文字を省略せずにつけて、○○モルタルと呼びます。


 ■モルタルの宿命「ひび割れ」
 モルタルはコンクリート面の塗装の下地塗りあるいは塗装しないままの仕上げ塗りとして用いられるほか、タイルやれんが、コンクリートブロックの目地などに用いられます。しかし、最近では、住宅の外壁がサイディング仕様が増えた影響でモルタル塗りの外壁仕上げをひところよりは、見かけることが少なくなりました。その最大の原因のひとつは、左官仕事の職人が少なくなった、塗りが完成するまで時間がかかるなども大きな要因です。またモルタル外壁のひび割れもあります。

 住宅などの木造建物の外壁をモルタル仕上げとする場合には、金網(メタルラス)という菱型の網目の金網を張り、そのモルタルを塗り、塗料などを吹き付けて仕上げます。金網はモルタルを塗る時に付きがよくするためのものです。(下の写真参照)

 モルタルは乾燥すると収縮して髪の毛ほどの細い亀裂が起きます。注意して見ないと解らないほどの亀裂です。これは、モルタルのほかコンクリートの持つ一種の宿命です。必ずどんなモルタルでも亀裂はおきます。一般的にはモルタルの上に塗装を行うことが多く、このひび割れもこれに覆われて、すぐに漏水が発生するということはありません。
 また、塗装を行わずにそのままの仕上げであっても、亀裂が起きてすぐに漏水したり危険な状態になるわけではありません。

 しかし、何十年という長い年月が経つとどうしてもその亀裂が広がり、水の浸透などで建物に悪影響を与えます。どうして亀裂が広がるかといえば、建物の歪やモルタルの劣化によるものです。また建物の歪ませる地震や雨風、寒暖差などによってもたららされます。

 そして、建物全体が古びれ、亀裂に水がしみこみ、亀裂が黒く変色して、外観上も見っともなくなってしまいます。これはどんな建物であっても同じことで、建物を使い続けるなら、補修をするしかありません。


 左の画像は、建物の外壁にモルタルを塗っているところです。
網目に見えるのが、メタルラスと呼ばれる菱型の金網です。これをホッチキスのでかいようなタッカーという機械で下地の板に打って止めていきます。下の黒く見えているのは防水シートです。

 外壁をモルタル塗りするときには、必ず防水シートとメタルラスを張ります。文字の通り防水の役目もありますが、モルタルが木下地の隙間から内部にこぼれ落ちないようにする役目もあります。

 モルタルは本文でも書いた通り、ひび割れがしやすく、一度に塗って仕上げるのではなく、薄く下塗りをして乾燥させ、次に中塗りをし、一旦乾燥するまで放置してひび割れを十分に発生させてから上塗りをします。それでも上塗りにひび割れが生じるのはどうすることもできません。このように三層に分けて塗っており、上塗りにひび割れができたからと言ってすぐに危険だとか雨漏りがするという事態には至らないことはわかってもらえると思います。

画像出典はDIY-GARDEN.NETによりました。












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