| スレートは粘板岩を薄い板状に加工した建築材で、屋根材や外壁材として使用されています。粘板岩を素材としたものは「天然スレート」と呼ばれ、青黒色で独特な模様を成しているのが特徴です。
自然の風合いを生かした高級感のある素材ですが、価格が高いため日本では殆ど普及していません。現在、日本のメーカーでスレートと言えば天然スレートではなく「化粧スレート」と呼ばれるセメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加工したものです。
例えば「カラーベスト」や「コロニアル」などの商品名で呼ばれることもある、現在もっとも普及している屋根材です。
現在、日本のメーカーでスレートと言えば天然スレートではなく「化粧スレート」と呼ばれるセメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加工したものです。「カラーベスト」や「コロニアル」などの商品名で呼ばれることもある、現在もっとも普及している屋根材です。
D−1 天然石スレート |
天然石スレート (屋根材)
| 粘板岩などの天然石を使った屋根材のこと。これまで、その多くの利用例としては、ヨーロッパの建築物の屋根葺き材として利用されて来た。
天然石であることから、同様のものが一つとしてなく、独自の景観に味わいを持たせているほか、塗装などの必要がないためメンテナンスが容易。
また、天然由来であり、環境負荷がない。 欠点は重く、高価である点にある。
| 製品例(輸入品)
〇サイズ900o×1800o、910 × 2,420mm、910 × 2,730mm 〇準不燃9.5o 〇不燃12.0o、15.0o 〇画像の巻き形状の場合、標準的に重さ24s/m3
●宅や学校、ビル、住宅などの内装に多用されている。 ●住宅の造作用、家具用など幅広い用途に用いられている。 ●派生品として、ホルムアルデヒド吸収分解、抗ウィスル性能品など。
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D−2 セメントスレート(フレキ) |
ロックウールボードの一例 この例ではロール状になっておりカットして使える
| 繊維強化セメント板とも呼ばれるボードです。「フレキ」とはフレキシブルボードの略称。
以前はアスベスト(石綿)が使用され問題になったが、現在はアスベストの代わりに、合成繊維、パルプ、耐アルカリ性ガラス繊維などを加えたもを使用している。
弾力性、柔軟性、加工性に優れ内装下地や間仕切りに利用される。
| 製品例
〇サイズ900o×1800o、910 × 2,420mm、910 × 2,730mm 〇準不燃9.5o 〇不燃12.0o、15.0o 〇画像の巻き形状の場合、標準的に重さ24s/m3
●宅や学校、ビル、住宅などの内装に多用されている。 ●住宅の造作用、家具用など幅広い用途に用いられている。 ●派生品として、ホルムアルデヒド吸収分解、抗ウィスル性能品など。
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D−3 セメントスレート(化粧スレート)) |
セメントスレート一例
化粧スレートと括弧書きにしているのは天然スレートに対する人工的なスレートという意味あい。
| 繊維強化セメント板とも呼ばれるボード。
合成繊維、パルプ、耐アルカリ性ガラス繊維などを加えたもを使用される。
この点は、フレキと同じだが、その利用の多くは化粧スレートは屋根ふき材。
そのため、表面仕上げの無機塗膜ぬりの下地に無機化粧層と無機彩石層を有している。
| 製品例
〇サイズ900o×1800o、910 × 2,420mm、910 × 2,730mm 〇準不燃9.5o 〇不燃12.0o、15.0o 〇画像の巻き形状の場合、標準的に重さ24s/m3
●宅や学校、ビル、住宅などの内装に多用されている。 ●住宅の造作用、家具用など幅広い用途に用いられている。 ●派生品として、ホルムアルデヒド吸収分解、抗ウィスル性能品など。
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画像出典:天然石スレート(アリババcom)
画像出典:化粧石スレート(アメピタ)
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