| 子供室は4.5帖〜6帖程度でよいと思いますが、いずれにしても子供が大学生位になるまでは生活するわけですから、子供の数だけあることが望ましいです。また和室より洋室にするケースの方がほとんどです。そうなると、学習机の他にベッドを置く位置も考える必要があります。窓際に設けると、カーテンが邪魔になったり、ベッドに座ると窓の位置が、低くなったり、して安全面でも問題が出てきます。また学習の机の位置も窓に向かって置くのもおかしいので、全体として家具の配置をよく考えてから、窓などを何処にするのか考えるべきです。案外レイアウトが難しい部屋です。年齢と共に持ち物も増えてきますので、物入れ(クローゼット)も欲しいところです。
4.5帖は縦横方向とも2700(270センチ)。 6.0帖は長手方向3600(360センチ)、短手方向2700(270センチ)です。 最近しきりに、子供室が本当に必要なのか?といわれるようになりました。日本人のこれまでの生活には、特別に子供室など設けてきませんでした。それが、西欧の文化の一端ばかりを取り入れて、何処でも最近が子供室を作るようになりましたが、もともと、欧米と日本とは文化が違うのですから、形だけを似せても、弊害が多いのでは。というのがその主張のようです。
子供を一人にして、良い事があったでしょうか。家族が一つの部屋で思い思いに過ごす。大家族制の日本にあった良い伝統です。それが、核家族社会になったら、更に、バラバラな部屋に分かれるようになったのは、皮肉です。少ない家族が、一つの部屋で過ごす事が本当は必要です。子供室という部屋ではなく、誰もが使える、目的室として、例えば、子供が静かに勉強する必要のある時は、子供が使い、お母さんが、必要な時はお母さんが使う。皆の共有の部屋としたらどうでしょうか。特に子供室としなくてもよいはずです。
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寝室は子供が小さいときは、一緒に寝ますが、小学校高学年位から、子供は子ども室に寝るようになりますと、そう広くなくても良いですが、それでも8帖は欲しいものです。洋室でベッドも多いようですが、私のような、昭和20年代の人間はどちらかと言うと和室のほうが落ち着きます。和室ですと、何処でも寝られたり、ベッドから落ちたりしない安心感があります。阪神の大震災以来、大きなたんすが枕もとや、足元に並んでいると、とても気持ちが落ち着きません。
出来れば、箪笥は、箪笥部屋を作って置くか、作り付けの収納庫を考えてください。残念ながら、我が家では、予算が合わず枕もとと足元に箪笥がズラリと並んだ12帖の部屋を寝室にしました。いつでも、またあのような震災がきたらと思うと予算が無いのがとても恨めしくなります。せっかくの12帖の和室の寝室も魅力は半減してしまいました。いつか、改良したいと思っている部分です。
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物入れは、要するに幾らあってもいい物です。こんなには要らない。というくらい有ってもすぐにいっぱいに成ってしまいます。物入れとして使える隠れた場所としては、階段の上(1階から2階の上り始めの部分で、2階から腰から上を物入れとして使える。)と階段の下の三角の部分。クローゼットをつけると、洋服ダンス兼物入れと出来ます。出来るだけたくさん作るようにしてください。
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いわゆる、屋根裏部屋です。日本の様に屋根の勾配がそう急でない建物では、なかなか人が住まうほどには広く取れません。その上、天井高さもそう高く取れません。大きな屋根ほど広くしかも、天井高く取れますが、人が住まう事は、出来ません。使用はあくまで物置です。しかし、あるととてもありがたいものなので、ぜひ設けてください。ここへは、天井裏に収納できて、簡単に開けることの出来る階段をつけるのが、一般的です
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