| 建物の一部が出っ張っているものを、「張り」といい、欠けている物を「欠け」と言います。「張り」と「欠け」とはどう違うと言うのでしょう。
張り | 吉 | 建物の一辺の1/3の長さ以内で出ているもの。 | 欠け | 凶 | 建物の一辺の2/3の長さ以内で引っ込んでいるもの。 |
ただし、北東と南西を結ぶ鬼門方位の張り(鬼門張り)は誰にとっても凶としています。理由は「表鬼門」「裏鬼門」でも述べた通りです。従って、現在では、家造りで、寒さや、風、西日などへの対策を施すなら、何も恐れるに足りないといえます。
日本の地球的位置から言えば、南向きの敷地が一番良いと言えます。では、なぜ南向きの敷地が、良いのでしょう。
南向きの敷地は、夏は南から殆ど日が射しません。反対に冬は、部屋の奥まで日が射し込んで、とても温かいのです。次に良いのは、東向きです。夏は朝早くから日が上りまが、午前中を過ぎる日は射しません。土地を新たに購入されることがある時には、ぜひ南向きをお勧めします。
冬は、朝の内、陽が射します。三番目には西向きです。最後が北向きです。資金の都合や、購入の時期などで、南向きが買えない場合もあります。そういうときは、温かい保温の家を作ってください。それは、同時に夏も涼しい家の筈です。そうすれ家相の迷信も恐れるにはあたりません。家の張りかけ欠けを気にしていては、いい家など望めません。
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