| 打設の用意が出来た。 第一便のコンクリートミキサー車が1台が到着。打設開始である。ガーシャン、 ガーシャンポンプ車が、生コンを呑み込んで圧送する。第一便が半分くらい打ち 終わったころ、二便のコンクリートミキサー車が入ってきた。しばらくすると、一便の ミキサー車が一際大きな音を立てて、コンクリートの最後を吐き出した。それと同時 に、二便のミキサー車が横からコンクリート吐き出し始める.このように交互に切れ 目無く打設するのである。
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コンクリートが圧送されて、大きなチューブの先から出てきたコンクリートを、数人 で、満遍なく引き回して、周囲の柱や壁の型枠に流し込む、其の下で、バイブレータ ーをかける音、型枠を叩く音などがして、あたりは騒然としている。コンクリートの打 設は順調にすすんでいる。合間にコンクリートの検査用の抜き取りテストピースを撮 ったりその時のと写真を撮ったりと、合間も忙しいのは、係員である。
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少し昼までには早いが、切りがいいのでここで昼食をとることとなった。相変わら ずの曇天に、みんなが、早く終えたいと思っているので、食事と,休憩を40分くらいで 終わらせて、午後部を始める段取りである。職人達が、戻ってきた。今までの騒音 がうそのように切れて、元の拍子抜けするくらいの静けさがに戻った。工事主任は や 係員は、前半の打設を確認のために、食事どころではない。あちこち歩いて見て回 っている。 「前半でいくらいった」 「150リューベです」などと話している。 事務所の、工事長も主任を置いて食事もしないで、帰りをまっている。 事務所の事務員や、私のような施工図屋はそんな事には無関係に、食事をほう ばっている。
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