| 畳の構造を分類すると三つに分けることが出来ます。 1.畳床(たたみどこ) 2.畳表(たたみおもて) 3.畳縁(たたみべり)
| イグサの茎などと麻糸とで織ったござのことで、畳の表につけます産地により備後(びんご)表・琉球表などがあります。イグサを横に、麻の糸を縦糸にして織られていて、等級もイグサの種類によって分類されます。高級な畳には縦糸にマニラ麻の糸などが使用されます。使われるイグサの量は畳1畳で大体4000〜5000本でさらに高級な畳になると7000本のイグサが使用されます。
| 国産表(こくさんおもて) |
| 国内十数か所で生産されており、色調、光沢、地合いそれぞれ地方によって様々です。中国産に比べ自然な色合いでイグサにねばりがあり耐久性があります。価格は中国産より高くなりますが、普及品から特選品まで豊富にそろっています。
| 中国表(ちゅうごくおもて) |
| 価格が安く一番普及しています。品質は中から下物が中心で、集合住宅や賃貸住宅等に多く使用されています。国内産との比較ではイグサの取り扱いの差などから耐久性はが低く、見た目の品質をそろえるために、畳表に着色料が使われており、自然の風合いに欠ける物になっています。
近年では、日本のイグサを中国に運び栽培、日本の企業の技術指導により上質な畳表も造られるようになりつつあります。国内シェアの8割を占めています。
| 化学表(かがくおもて) |
| イグサを使用せず、新素材を使って畳表風に仕上げた製品です。原料はメーカーによって様々ですが、天然の和紙やポリプロピレンを原料としているものもあります。
長所としては、従来のイグサ畳表にくらべ耐久性が有り、変色もほとんどなくダニやカビの発生も抑えます。また工業製品であるため商品ごとのバラつきがなく常に安定した品質と価格を提供できます。
短所としては、イグサ畳表に比べ風合い、色合いに乏しく特有の香りもありません。割高製品になります
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