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 W-Wallet 工事現場の一日


 1. はじめに

 2. 午前6時30分

 3. 午前6時40分

 4. 午前7時

 5. 午前7時30分

 6. 午前8時

 7. 午前8時30分

 8. 午前10時

 9. 午前11時30分

10. 午後12時10分

11. 午後2時50分

12. 午後4時

13. 午後4時30分

14. 午後10時


      
 午前7時

 ポンプ車が到着。続いて、左官、大工、土工らも到着。彼らも空模様は気にしてい
る。主任から「打設」決行の指示を受けて、準備も順調に進めていく。大工は、
コンクリートの型枠を造った人たちで、コンクリート打設中に型枠が、崩れたり、コン
クリートの重さで型枠が下がらないか、チェックをする重要な仕事だ。本日に来た左
官は、いわゆる土間屋さんと呼ばれている。普通の左官の仕事と少し、違って、コン
クリートを打った後の均しと、押さえを行う。

仕事は日中から、深夜に及ぶ事もある。大変な重労働なので、途中で人が交代
する事もある。問題は、打設したコンクリートの高さが、一定に出来るかは腕の見せ
所だが、なかなかこれが難しい。明確な目星となるものがないからだ。とろどころに
レベル棒と呼ばれる棒を立てて確認しているが、それでも誤差はかなり出る。

土工は、コンクリートが満遍なく方枠の隅々に行き渡るように、バイブレーターを
かけたり、型枠と叩いたりする役割だ。

殆ど同じ時間に現場係員のH氏や、J氏もやってきた。工事主任の下で、彼を補助
する仕事だ。着替えて、職人たちの名簿を確認している。

 午前7時30分

 当現場の最高責任者のM工事長がやってきた。工事主任Tに「今日は打つの
か?」と聞いている。「打ちます。」とT主任はきっぱり。「良し。」それ以上は言わな
い。工事のことは、工事主任に任せるように出来るだけしている。人材を育成す
るのも長としての努めだからだ。「打つのか」とは、曇り空だがコンクリートの打設を
するのかと聞いているのである。
 今日は、朝礼の後すぐに打設開始になるので、新しく現場に来た職人達の、
受け入れ名簿を作成する。割と細かいところまで記入させられるが、作業中の事故
などで、身元も連絡先も解らないのは、問題だからだ。現場は、一つの会社なので
ある。工事長は社長、新規に入って、今日限りの仕事の手伝いでも、今日1日は従
業員のようなものなのだ。以前から来ている人は、既に書類が出ているので問題な
いが、新たな人は色んな書類が必要になってくる。こうした、こまごまとした仕事がな
かなか面倒で、時間をとられる仕事なのだ。この仕事は、工事主任も行うが係員の
重要な朝の最初の仕事だ。

 午前8時

 朝礼が始まった。総勢25人が、ラジオ体操の音楽に合わせて、体操をする。
真夏のような暑い時にははしない事もある。体操のあと、工事主任が、朝礼台に立
って、業者ごとに、人数の点呼を行い、本日の仕事の段取り、注意事項。道路への
出入りや、車の走行速度などのマナーなど大きな白板の図を示しながら説明する。
其の後、安全帯や保安帽の点呼、其の後
「今日も1日頑張ろう!」
で、解散。其の後、業者ごとに、仕事の段取りや安全点検などを行い。工事は始ま
る。




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