ガラスの種類 2
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| 種 類 | 構成や仕組み | 特 徴 |
7 | 強化ガラス | 板ガラスを約700度まで加熱した後、ガラス表面に空気を吹きつけ、均一に急冷し、表面に圧縮層を持たせます。
| 同じ厚さのフロート板ガラスに比べると3〜5倍の強度を持つため、割れにくく、万一割れた場合にはガラス全面が粒状になるので安全面での特徴があります。
住宅、学校やオフィス、デパート、高層ビル、ドアのガラスに強化ガラスをよく見かけます。
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壊れた状態が粒状です。 出典:日本板硝子
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8 | 板ガラス | 板状のガラス。一般的に厚みの大きいガラスの総称です。歪みのない綺麗な平滑面を持つ、ガラスと言えば板ガラスをさす、ガラスの代名詞です。
型板ガラスは製造工程で、模様をつけたり、磨りを入れたり片面を加工し、不透明なガラスをいいます。
フロートガラスは板ガラスの一種で、両面が綺麗な平滑面を有した透明ガラスです。
すりガラスは、透明なガラスの片面を金剛砂と金属ブラシで不透明に加工した板ガラスです。すり板ガラスとも呼ばれています。
| 建築では、透明ガラスをフロートと呼び、不透明なガラスを型板とよんでいます。
型板ガラスはガラスの片面に凹凸(型模様)をつけたガラスです。ロールアウト製法によって作られています。型模様の面は、凸凹しています。
鏡は板ガラスから作られます。
すりガラスは視線をさえぎりながら、やわらかい光を均一に取り入れます。
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9 | 熱線吸収ガラ ス | 熱線を吸収するガラスです。日射熱を吸収することにより、ガラスを透過する熱の量を抑えます。 | ビルの大きなガラス壁面が綺麗に輝いているを見掛けます。大抵がこれらのどちらかです。いずれも板ガラスの加工したものです。
熱を吸収・反射することのメリットは、差し込む日射の量を抑え、暑さを軽減し、冷房負荷が軽減されるのです。省エネに役立ちます。
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10 | 熱線反射ガラ ス | 表面の金属酸化物を焼き付けてあり、日射光線を反射します。 |
11 | 鏡、カラーガラ ス | 鏡 (1)板ガラスをよく洗浄し、片面に銀を吹きつける
(2)銀の上に胴を吹き付ける
(3)銅を保護する塗料を塗る
(4)乾燥させる
カラーガラス フロート板ガラスの片面に特殊塗料を焼き付たカラフルな内装材です。
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板ガラスの優れた平滑性を生かして鏡が作られます。
カラーガラスは色塗装の上に保護塗装を施してありますので、はがれや褐色の心配がなくガラス表面の美しい輝きが半永久的です。
インテリアからコマーシャルスペースなどに使用されます。
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12 | 装飾ガラス | ガラスの片面あるいは両面にエッチングを施すもの。エッチングにも深い浅いのアクセントも可能。
ガラスとガラスの間に和紙やフィルムをはさんだものなどがあります。 | 装飾ガラスは不透明なタイプを選んでも、シルエットや光は豊かに入るので、スペースに広がりと奥行きが感じられます。
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出典:日本板硝子
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