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 W-Wallet ガラス


1. ガラスの名の由来と
  起源 

2. 日本おけるラスの
  歴史

3. ガラスの原料

4. ガラスの種類1

5. ガラスの種類2

6. ガラスの選定上の
  注意点

7. ガラスの使用・メン
  テナンス上の注意
  

 
 7. ガラスの使用・メンテナンス上の注意点

 ガラスを使用する時、メンテナンス時には、まずガラスを注意深く観察することから始まります。その上で次にあげるものには特に注意してください。

 ただ、下記に揚げる状況になったからといって、直ちに危険だという訳ではなく、予見されるリスクをあげているのに過ぎません。ただ、リスクは避けたに越したことはなく、メーカーもこのような啓発をしています。



 ガラスにひびが入ったもの

 ガラスに生じたひび割れは、小さいものであっても強度を著しく低下させます。 ひび割れの生じたガラスは、手で軽く押したり、比較的弱い風が吹いただけで破損することがありますので、放置せずにできるだけ早い時期にガラスの交換をするべきです。

 比較してみますと、

→2階建て住宅の2階 地上4m 風圧118s/u
→10階建てマンションの10階 地上31メートル 風圧226s/u

となり、高層マンションでは二階建て住宅の倍近くの風圧力をガラスは受けています。当然、それに適した厚さのガラスを使用してはいますが、ひび割れが生じたものは強度が落ちており破損の危険はまします。

 ガラスを踏みつけたり、裁断面に直接触れる

ガラステーブル天板・強化ガラスドアの周辺部などの特殊な面取り加工を施したものを除いて、一般にガラスのエッジ(端)部分は裁断のままであり非常に鋭利で危険です。
 ガラスに細かな擦り傷

ガラスは傷つきやすいので、仮に汚れが付着しても金属たわしなどでこすらないようにしてください。汚れは日が経つほど頑固になりますので早期に拭き取ってください。
 ガラスが熱膨張による破損を起こすケース

 @ガラスに冷暖房の吹き出しを直接かける
 Aガラスの前に箪笥。温度差により破損することがあります。
 Bガラスに直接紙を貼る。
 Cペンキを塗る。
 Dストーブの輻射熱が直接あたる。

 ガラスにモルタルが付いて跡が残っている

 壁部のモルタル塗りやタイル貼りなどの施工時にはモルタルがガラス面につかないようガラスを養生してください。付着し、乾燥すると取れなくなります。乾燥するまでに水で濡らしたタオルなどで、拭取ってください。

 強化ガラス

 強化ガラスは、一部に破損が起こると応力のバランスがくずれて瞬時に全面破砕します。これにより、ガラスが脱落して開口部が全面開放状態となることがあります。また、ガラス表面の傷やガラス中の引張り応力層に残存する不純物の体積変化に起因し、外力が加わっていない状態で不意に破損することがあります。


 強化ガラスの性質を十分に理解した上で使用部位を決定します。また、必要に応じ、合わせガラス加工・飛散防止フィルム貼付等の飛散防止処理を講じて使用してください。

 網入りガラス・線入りガラス

 網入・線入板ガラスを使用する場合は、例えば、ガラスエッジ(端)を露出して使用したり、排水機構が機能しない等の理由によって、雨水等がガラスエッジ部に滞留すると、エッジ部分の線材を錆びさせ、その体積膨張によってガラスエッジ付近に微少なクラック(ひび割れ)を生じさせることがあります。このクラックは、熱割れの原因になります。


 網入・線入板ガラスの使用にあたっては、サッシの排水機構など納まりについて十分に検討してください。また、グレージングチャンネルなど、排水が難しい納まりでの使用は、なるべく避けること。やむを得ず使用される場合は、ガラスエッジ部を必ず防錆処理してください。防錆処理には、いくつかの方法がありますが、比較的耐久性に優れたブチルテープ巻付けをおすすめです。

 複層ガラス・会せガラス

 複層ガラス、合わせガラスを使用する場合には、雨水等による下記の品質低下を防止するため、はめ込み枠下辺に水抜き孔を設けたり、弾性シーリング材によるグレージングを行うなどして止水性・排水性を確保します。また、ガラス小口を露出するような納まりは避けます。

 複層ガラス →封着材が劣化して内部結露の原因となります。
合わせガラス→中間膜が劣化して「シミ」や膜剥離の原因となります。


 複層ガラスは、2枚の板ガラスの間に乾燥空気が封入されており、周囲のスペーサーの中に吸湿剤が入っています。吸湿剤は効果が永久に持続するものではなく、吸湿剤の効果が弱まると結露する場合があります。

 ミラー・壁装ガラス・装飾ガラス

 ミラー・壁装ガラス・装飾ガラスの一部などは、内装専用となっています。外装使用した場合、日射によって変退色・剥離・熱割れなどの品質低下を生じることがあります。また、内装に使用する場合でも、直射日光が当たる部分にはなるべく使用しないでください。







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