建物の要所の面取り
| 鉄筋コンクリートの建物で建物全体を見た場合、要所の面取りは少し大きい目にとなるようにます。出っ張りが強調されるような場所では、その方がふさわしいからです。
○印部分はそうした箇所です。面づらが30〜40o。○印をつけていいない箇所でも勿論設けても構いません。
ただ、主要な角以外は、少し小さめにした方が、品があります。 |
建物外部開口廻り面取り1
| 鉄筋コンクリートの建物の外壁部分の開口部の面取りは「目地」の部分の目地の形に合わせます。左右だけでなく上も同様です。
左の図でいえば→で「目地」と記入されている目地形状(目地棒)が、「コンクリート開口」と書かれている廻りも同じ形の目地形状(目地棒)を廻すわけです。(すぐ下の図) |
建物外部開口廻り面取り2
| 建物外部開口廻り面取り1で描いたようにA部分の面取りは開口より上にある目地による形状になります。
もし、開口周りに目地をとらない場合は、Aは45°の面取り=10〜15oでよいでしょう。
Aの部分が少し変則的な面取りとなっているのは、その上の図「建物の外部開口周り面取り1」の目地部分に相当します。従って、目地棒の側面の形状がそのまま、出ているからです。 |
建物外部開口廻り面取り3
| 建物外部開口廻り面取り2で解説したように開口の上でも同様です。
すなわち、A=Bです。 |
建物外部立上り部面取り
| 手金コンクリートの建物の陸屋根(ろくやね)のパラペット周りも面取りをします。W=15o程度とします。
この場合の面取りでも、よく見れば殆ど綺麗に取れたためしがありません。 |