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 1. トイレ(便所)について

 トイレとは、日本では便所とか化粧室、洗面所とかを総合してさす言葉です。

 トイレ(便所)の由来は英語の「Toilet(トイレット)」から来ています。『化粧や身支度をする』というフランス語の「Toilette(トワイレット)」からきたものです。
日本で言う「お手洗い」の意味合いと似ています。

 もっとも、この「Toilet」はアメリカでは「Bath Room(バスルーム」と呼ばれています。フランス語の「Toilette(トワイレット)」も元をただせば、ラテン語の「Tela(テラ)」から来たものです。「Tela(テラ)」の意味は、「織物」とか「布」を意味し、化粧品の下小さな布を敷いたことから、「化粧」を意味するようになったということです。

 さて、今から25年前位のトイレでは、事務所ビルや店舗ビルでは、和風、洋風とではその比率は10対2程度で和風便器が圧倒的でした。
 しかし、昨今ではそれが見事に逆転しています。これには、理由があります。
洋風便器の使用は用便時に非常に楽だからです。姿勢に無理がありません。和風トイレの使用時の様に足が痛くなったり、痺れたり或いは、胸が圧迫されて苦しくなったりしません。

 トイレ以外の場所で用便となると、さすがにしゃがむ事になりますから、和風便器は便器の発生源的には、理解できます。しかし、トイレの中での姿勢から言えば、楽な姿勢の洋風便器の方が理に叶って優れています。


 今でも、農魚村部などには、和風トイレが多く残されています。なぜなら、浄化槽又は下水道が整備されていない
からです。これらが整備されていなければ、汚水を溜めて汲み取りですと、すぐに満水になりますから洋風便器での水洗式はできません。

 いずれは、浄化槽や下水道の整備が進めば、洋風便に取って替わられる事になるでしょう。高齢者の多い農村では一日も早い下水道の整備が望まれます。

 私が子供頃には、どの家も左のような便所でした。板張りの床に四角い縦長の切込があり、それをまたいでしゃがむのです。汚物はそこより落下して、下の便槽に落ちます。それが農家の肥料になったわけです。
 中央より垂れ下がっているのは縄で、用便中はふらついたり、足を滑らせたりして、便槽に落下しないようにしっかりと掴んでいるためのものです。

 勿論トイレットペーパーのような気の利いたものはなく、新聞紙でお尻をふいていました。洋風便器では、不特定多数の人が利用する、事務所ビルや店舗ビルでは、同じ便器に腰を掛けることに抵抗がある人も少なくありません。したがって、和風便器もこの点では、洋風が更に改良されなければ、全くなくはならないでしょう。

 もっとも昨今では、抗菌便座や便座の上に掛けたシートが使用ごとに回転するもの、便座を消毒出来るクリーナーが取り付けられており、トイレットペーパーにかけて拭くものまで進んできました。



筆者の子供の頃の
ポットン便所
 中央に紐がぶら下がっています。我が家では荒縄でした。四角い床の切り込みから落ちないとも限りませんので、この荒縄を握って用をたします。また大を踏ん張るにも役にたちます。

 右上の四角い箱には、子供の頃は新聞紙が入っていいましたが、高校に入る頃には、落とし紙という、いかにも安物の紙に変わりました。今で言うトイレのペーパータオルが一番近い感じです。











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