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 3. ステンレスの添加元素の及ぼす効果

 ステンレスはにはその用途によって色々な元素が添加されていることは前頁でも触れましたが、それらの添加元素が及ぼす効果についてまとめてみました。どれもバランスを必要としており、突出すると返って性能がおちます。

  主添加元素
クロム(CR)鋼の表面に薄い酸化皮膜をつくり錆びを防止する.ステンレス鋼には欠かせません。
耐熱性,機械的性質も向上させます。フェライト化を促進
ニッケル (Ni )機械的性質を向上させる.多量に添加すると耐熱性も向上させます。クロムと共に用ることで耐食性も高まる.オーステナイト化を促進

  その他の添加元素の及ぼす効果
炭素 (C)炭素量を減らすと耐粒界腐食性が向上すします。
加熱部にも使用できるようになるます。
炭素量を増やすと機械的性質を向上させますが、耐食性がやや落ち,脆くなります。
加熱部には適さない
オーステナイト化を促進
モリブデン (Mo)耐孔食性の向上.とくに海水などの塩化物イオンを含むものへの耐食性を向上させます。
高温での機械的性質を向上させる.耐酸性も向上させます。
銅 (Cu) 大気中,海水中での耐食性を向上させます。
耐酸性も向上させる.ニッケルと共に添加すると効果が倍増します。オーステナイト化の促進。
チタン (Ti) 耐粒界腐食性を向上させる.溶接したまま使用することを可能にします。
450〜850 ℃で使用することも可能になります。フェライト化の促進。
ニオブ (Nb )耐粒界腐食性を向上させる.溶接したまま使用することを可能にします。
450〜850 ℃で使用することも可能になります。
イオウ (S)
リン (P )
切削性を向上させます。多量に添加すると脆くなるなります。













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