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半透明の和紙を貼った障子は、直射日光を適度にさえぎり丁度半分くらい(40〜50%)を透過させます。 見た目には日当たりの感じを残しながら、日光を遮るという優れた特性をもっています。
障子に差し込んだ光は、各方面に拡散して部屋全体を均等に明るくします。窓際だけ明るくまぶしく、奥は薄暗いという強いコントラストをなくします。やわらかな均一した光で部屋全体を包み、照明の均質度を高めます。
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木と紙は共に自然を取り入れた素材で、無機質感がありません。自然の素材が人に与える安らぎは、何も口にするものばかりではないのです。やはり長い木造建築に住まってきた日本人に最も適した素材で出来ているからに他なりません。
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上げるといっても反射率は50〜60%。で眩い感じがありません。また白々としてべっとり広がる白いクロス地のような違和感のある反射ではなく、自然の風合いを感じさせます。これは、組子と呼ばれる細い木製の桟が障子の仕切りがあるからです。
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ガラス窓の透過率は屋久90パーセントであるのに比べて、障子は50パーセントです。
また、日射を遮り吸収するため、流入熱の半分程度を減らす事が出来ます。 日射を遮蔽し吸収するのでガラス窓(透過率:約90%)に比べ、流入熱を2分の1程度に減少します。
冷房時には、日射による負荷がかなりの部分を占めているので、省エネルギー効果が期待できます。暖房時には、夜間の放射冷却を防ぎ、局部的な冷輻射(れいふくしゃ:窓だけが他と比べて極端に低温となる)も低減されます。室内側を熱伝導率の低い木製建具とすると、金属サッシの二重窓よりも熱損失の面で有利です。
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暖房が利いている部屋の中でも、窓の近くで足腰が冷えることがあります。これをコールド・ドラフトといいます。壁や窓などによって冷された空気が下がり、床近くに流れをつくります。
この対策として有効なのが内障子。空気が下がり直接ガラス面に触れないので、室内空気の冷却によるコールド・ドラフトが大幅に減るからです。また、障子は多孔性という障子紙の特質によって、ごく自然なかたちで、換気と清浄化を行っています。
さらに吸湿性もあるため、室内の温度変化をおさえています。障子は湿度の高い日本の住宅に適した建具ということができます。
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