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 W-Wallet 障子(しょうじ)


1. はじめに-障子に
  ついて

2. 障子の意味と歴史

3. 障子の魅力

4. 障子の各部の名称

5. 障子の表裏とは

6. 障子の素材

7. 横繁障子と竪繁障子
  と荒間障子

8. 腰付障子

9. 猫間障子

10. ガラス障子

11. 変り障子

12. 障子紙の魅力

13. 障子紙の種類

14. 障子の貼り方



 4. 障子の各部の名称
障子の各部の名称

 障子は竪框・上桟・下桟、組子で構成されています。全体の形状や組子の組み方により、さまざまな種類があり、その名称も地方によって違うものもあります。
 現在は、竪框と上下桟に上の張り代分の決りを付けた「紙張り決り」と呼ばれる形式が一般的です。框や桟の内側に上の張り代として付ける材を付子と呼び、付子を付けた障子は堅固で高級とされています。しかしこれは障子本来の軽さを失う場合もあるので、注意が必要です。

 組子に面取り加工を施した障子も高級とされていますが、茶室の障子は面取りしない「素組」にするのがきまりです。また、框や桟、組子の正面見え掛かりを「見付」、奥行きを「見込」といい、建具の寸法を表すときにはこの名称を使います。

 竪子と横子を組んだ仕口部分を「組手」といいますが、木材の収縮によって組手がゆるまないように、組手は組子の厚さよりも少しだけ薄く切ってあります。そのため組んだあとで全体が一方に張るのを防ぐように、昔は「切り返し」といって、組手を裏表から交互に切って組んでいましたが、現在はそこまで手の混んだことはやらず、片側から機械で組んでいく「片組手」がほとんどです。



 









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