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 W-Wallet 内壁仕上げと下地


    (概要)

    (RC)

    (LGS)

    (ALC)

    (CB)

    (木)


 3. 内壁仕上げと下地(LGS)

 LGS(ライトゲージスタッド=Light Gauge Steel)とは軽量鉄骨下地の略称です。一般的には、「軽鉄(けいてつ)下地」と呼ばれています。

 事務所ビルや物販店舗、各種教室など広い室内空間を仕切る間仕切り壁として利用することが殆どですが、その仕切りが防火仕様や耐火仕様を法的に要求されている場合には、LGSを利用している耐火仕様の認定工法を使う必要があります。

 
LGSの骨組みは下図の様になっています。
LGSが強度を必要とするな場合を除き、振れ止めは必ずしも必要としません。あれば壁に衝撃が加わった時に有利です。



LGSの骨組みイメージ図
・ スペーサーはスタッドの変形防止
・ 振れ止めはスタッドの横揺れ防止



LGSスタッド形状



 この場合はボード類を3枚以上片面に張ったりするなどなかなか面倒です。
従ってこのようなケースでは3ページのALCやCB(コンクリートブロック)などをしようすることになります。ただ、CBを利用すると床荷重が増えることになることから、慎重に見当が必要です。


 軽鉄間仕切りが防音を要求される場合には、壁の壁の中に吸音材(グラスウールなど)を入れたり、必要なら天井工事より先に、上階のスラブや梁下にまで伸ばす、先行工事を行います。




内壁がLGS(軽鉄)の場合
LGSとは ↓

 LGS=ライトゲージスタッド(軽鉄下地)の略称
です。スタッドとは柱の事で、右の図で縦に伸び
ている部分に当ります。
 スタッドを受ける部分をランナーと言います。ラ
ンナーは床と天井下地にも設けます。

スタッドはランナーに差し込みますので、ランナー
の厚さ分壁厚はその分膨らみますが、ボードを
貼っても見分けがつきません。

 電気配線等は当然床ライナーやスタッドをくり
抜いたりして通すことになります。
                       
 
            

 右の画像は、上下に設けたランナーにLGSスタ
ッドを差し込んでいるところです。スタッドのピッチ
は330oが基本です。場合によっては400-450o
とすることもあります。

なお、スタッドはランナーに差し込みますので、ラ
ンナーの厚さ分壁厚はその分膨らみますが、ボ
ードを貼っても見分けがつきません。
                       
 
         

 右の図は軽鉄下地が組めたところで、石膏ボ
ードを張る作業中です。ボードを上から張ってい
ますが、一般的には床面から天井に向かって一
枚のものボードを張ります。

 天井から下に一枚物のボードを張るのには、
床から張る場合の天井近くのボードの継ぎ部分
の施工の不手際がない事があります。

 また床面近くでボードを継ぐと、上記の不手際
が家具などで隠れることが多い他、コンセント工
事やボードの張替などで有利になることが、考え
られます。
                       
 
          

 最終的な仕上がりのイメージの一つが下記となります。



軽鉄下地にボード張りの上クロスと化粧合板の最終仕上げの例



 ■ 室内に設ける壁(LGSでの遮音構造)

 遮音の認定の工法は色々なメーカーが取得していると思いますが、ここではそのうちの一つGL工法で高名な吉野石膏のLGSを用いた遮音構造の壁を紹介します。概要の一つですので、詳しくは同社のホームページにて確認してください。

 また、吉野石膏ではLGSを用いた耐火構造の認定工法も保有しています。
LGS間仕切りで遮音構造や耐火構造を検討することがある場合にこういうのもあるぞという位を記憶にとどめて置いてください。耐火や遮音等級に合わせて商品が用意されています。











画像出典:株式会社東恩納組(LGSの骨組みイラスト)
画像出典:施工管理の窓口(LGS規格図 サイズ表)
画像出典:コスモテック株式会社(LGS施工画像及び施工仕上げの画像)
画像出典:吉野石膏株式会社(遮音構造の図)








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