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 W-Wallet エキスパンションジョイント(一般部)

1.EXP.J(エキスパンション
 ジョイント)とは

2. EXP.Jが必要な建物と
  設置部分

3. 隙間(クリアランス)を
  どのように繋ぐか

4. EXP.Jの地震時の動き

5. 隙間(クリアランス)は
  何ミリ必要か

6. EXP.Jの選び方

      
 3. 隙間(クリアランス)をどのようにつなぐか

  EXP.J(エキスパンションジョイント)をどのようにして二つの建物の隙間(クリアランス)部分を繋ぐのか、といういわば納まりを検討します。なお、隙間(クリアランス)がいくら必要になるかは、構造設計者が意匠設計者の意見を汲みながら、最良の位置や広さを決定します。



 ■ 隙間(クリアランス)について

 EXP.Jを設ける部分はクリアランス(隙間)となっています。この隙間の広さを決定するのは、構造設計者となり、意匠設計者の意見を聞いて、設ける位置と共に決定します。

 クリアランス(隙間)は基礎部分を除いて設けます。基礎以外では、完全に縁切りとなっています。これは、一つの建物にEXP.Jを設けた場合でも、基礎には設けないということです。


 既存の建物に接して建物を建てる場合は当然に、基礎部分も縁切りとしていますが、基礎部分においては、単に別の建物であるから縁切りをしているというだけで、EXP.Jとして隙間を設けているわけではありません。



 ■ 隙間(クリアランス)をどのようにつなぐか

 躯体間のクリアランスをつなぐといっても、どのようにつなぐのでしょうか?
まず、基本として理解しておきたいのは、クリアランスの「屋外側」と「屋内側」の双方にEXP.Jを取り付けるという点です。


   @ 屋外側に設けるEXP.J



 屋外側のに設けるEXP.Jは、躯体の隙間(クリアランス)を、建物の外側からぐるりと、切り目なく巡らすものです。
(左の図 「屋外側EXP.J」とある部分)


 従って、建物の基礎上から外壁を登り→パラペット→隙間(クリアランス)を挟んだ防水立ち上がりの笠木として反対側のパラペット→外壁下り→基礎上という風に建物をぐるりとコの字型に回して、設けます。


 このEXP.Jは、外壁や屋根、屋上などと同じように、雨風や火災などから建物を守る機能も求められます。


 ひと口に屋外側と言っても、細部にまで目を配ると、部位は様々で、凹凸もあります。外壁や屋根、屋上といった面のほか、バルコニーや屋上パラペットのような出っ張る部分などもあります。また、それぞれの取り合いは、出隅や入隅になったりします。

 屋外側のEXP.Jは、そうした凹凸や出っ張りなども含め、クリアランスに沿って途切れることなく巡らすのが基本です


 下記に、外部参考納まり図例を掲載しました。例では、雨水の侵入を防ぐ有効な手段として、出来るだけEXP.Jカバーが凹凸が出来るのを避けるように躯体から、工夫が設けられています(パラペットやベランダ部分など)






   A 屋内に設けるEXP.J



 屋内側のEXP.Jは、屋内の躯体の隙間(クリアランス)を、建物の内側からぐるりと、切り目なく巡らすものです。
(左の図 「屋内側EXP.J」とある部分)


 従って、建物の床上から外壁に設けたEXP.Jを完全に塞ぐ形で設けます。塞ぐと書きましたが、EXP.Jは基本的には、揺れに対して自由に片方のみが動く形になっています。つまり、片方は固定、今一方は自由端です。


 床は、各階の防火区画のためにも、完全に塞ぐ必要があります。そのため建物の内側に設けるEXP.Jは外壁側に設けたEXP.Jまで必ず伸ばす必要があります。


 たとえ、たとえその内側に内壁の仕上げがあってもその下を潜る形で設ける必要があります。これは床に設けられた隙間(クリアランス)を塞ぐためです。




 隙間(クリアランス)のある位置が、内部空間をつなぐ場合などは、屋外側とは別に、屋内側にもEXP.Jが必要になります。内部の仕上げにおいても、隙間(クリアランス)を確保する必要があるためです。

例えば、クリアランスをまたぐ形で内部廊下が通っていたり、部屋があったりする場合は、クリアランスに沿って屋内側からEXP.Jを取り付けます。


 建物内は空間ごとに空間が仕切られているので、屋内側のExp.J.は屋外側よりも複雑になります。例えば、クリアランスを挟んだ2つの躯体を一体化させる5階建ての建物で、各階に内部廊下があれば、各廊下の床・壁・天井にExp.J.を取り付ける必要があります。

 下記に、内部参考納まり図例を掲載しました。





画像出典:ABC商会。一部の文をそのまま引用しています。


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