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玄関が狭いのはみっともないものです。部屋を少しでも広く取るために、敢えて狭くするところではありません。玄関の奥行きがが浅いと建物全体が安っぽく感じてしまいます。建売住宅などで、奥行きが900(90センチ)しかないのを時々見かけますが、いただけません。900ですと、住人の靴が2重に並べれていると、来客者が玄関に立つと、身動きも取れないほど足元が窮屈です。
幅は1800(180センチ)でよいと思いますが、奥行きは1350(90+90/2=135センチ)は最低でも欲しい処です。出来れば1800欲しいものです。 我が家はこの寸法にしました。木造専門の設計者でも平気で狭い玄関を取る人が有りますが、ここは注意してください。
玄関は、その家の顔となる場所ですので、ゆったりしたいところですが、狭い土地を有効にとるには、ある程度制約が出ても仕方ありません。狭い家なのに玄関ばかり大きいのも、変です。それ相応にです。 下駄箱も無しとは出来ません。壁に埋め込み式のものもありますが、標準では、装備されていないのが一般的です。ただし、マンションでは、標準装備されています。
玄関には庇は是非、必要です。建物の中に900(90センチ)程度引っ込んで、そこから更に玄関を設ける場合は、庇は必ずしも必要ではありません。しかし、玄関が他の外壁と同じ位置にある場合は庇は必要です。少なくとも900程度の出で、幅は玄関幅と同じだけとしてください。
気をつけなければならないのは、どの部分でもそうですが、建物が、敷地から出る事は、建築基準法では、認められていませんので、庇といえども例外では有りません。
ホールは玄関と部屋までの開放された小空間です。ホールと呼ぶには少なくとも1800四方の空間が欲しい処ですが、それだけのスペースを割く余裕はまずないのが現状です。玄関の幅1800(180センチ)と奥行き1350(90+90/2=135センチ)でもよいと思います。我が家もこの寸法にしました。実情もう少し広ければなあと思う事もあります。
2階にも廊下などが、長く続く場合、ホールといえないまでも少し広い目の空間が欲しいものです。そこには、出来れば窓があることもちょっとした余裕が感じられます。
押入れは和室につける唯一つの収納庫です。布団は三つの畳んで収納するので、あんまり浅いのは入りません。900(90センチ)有ればまったく問題ありません。 幅も1800(180センチ)有れば、引き違いの襖を半分引いて布団を入れることができます。天袋といって押入れの上に更に引き違いの物いれを作りますが、通常、台がないと届きません。頻繁に出し入れする物は入れない方が良いところです。
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