| 主婦の城、台所(K=キッチン)は、一般家庭では、最低でも2700(270センチ)の幅は欲しいものです。出来れば3600(360センチあれば良いでしょ。また、奥行きは900(90センチ)では狭すぎます。流し台と後ろに食器棚や冷蔵庫を置くと、流し台の下の物を取ろうとしてかがむと、後ろにの食器棚などにお尻が当ってしまいます。立っていても、後ろを人が通るには、苦労します。幅は2700(270センチ)に足りない場合も仕方ありませんが、奥行きは少なくとも1350(90+90/2=135センチ)は必要です。これだけあれば、まあ不便は感じないで済むでしょう。
台所と食堂、居間の壁がくり貫かれて一体になっているのが、最近の傾向です。対面式キッチンといい、台所で作ったものをそばのカウンターから食堂の食卓に、渡せて動線的にも理に叶っています。また、対面式ですと、食堂や居間の様子が見渡せて、室内の様子が気になりません。一体になった作りが最近の傾向です。このほうが何かと便利です。
我が家もこれにしました。愛妻が食事を作りながら、10帖のリビングのテレビを見ながら出来るので、見たい番組も逃す事がなく、好評です。ここで気をつけたいのは、この壁をくりぬいた部分の高さです。余り上の高さが低いと、ちょっとかがまないとテレビが見づらくなりますので、床から、くり貫いた壁の上まで(大抵、そこに吊戸棚がありますがその下まで)1600(160センチ)以上は欲しい処です。
LDKのうちKは台所=キッチンのKです。Lは(居間=リビング)のLです。Dは食堂=ダイニングの(D)です。一体となる事で、個別にとるより無駄が少なくなり、しかも広く使えるので、最近の傾向はこれです。ここは居間+食堂で奥行き4500幅4500程度の広さは最低でも欲しいところです。長細くとるか真四角にとるかは台所によるところが大きくなります。住む人の人数にもよりますが、親子4人ならこの程度でよいでしょう。
我が家では、幅は4500(450センチ)で、台所の奥行きで出来た900/2=450を3600と足して4500(450センチ)に少し足りない、3600+450=4050(405センチ)の奥行きにしました。子供が一人ですので、充分かと考えました。ここは、家族が一番一緒に長く居る所ですので、出来るだけ広く採りたいものです。また、来客者との懇親の場ももっぱらここになりますので尚更です。
客間は一般的に1階に取ったほうが良いのではないかと思います。 なぜかと言うと、普段から来客が来る場合、1階は見られても良いように心構えが出来ていますが、2階は念頭にないのが普通です。2階はプライベートな部分と言う考えが出来ているからです。これは、誰でもそうではないかと思われます。そういう場所の近くに客間を作ることは、家の住人のみならず、来客者も気を使います。
1階に設ける場合は、居間の近くが良いと思います。考え方の問題かも知れませんが、ここから離して孤立して設けてもいいのですが、来客はそうざらにあるわけでもなく、また宿泊などもめったにあるわけではないので、普段から自分たちの生活にも利用しやすい場所が良いと思います。そうすると、居間を広げたような使い方が出来る位置にもうけたいものです。
客間は、そういう意味からも、和室でなければならない事ではありません。洋室でも問題はありませんが、おじいちゃんや、おばあちゃんが泊まりに来た時には、和室の方が落ち着くのではないでしょうか。
客間は幅3600、奥行き2700の6帖間で十分です。それに和室なら布団を入れますから、押入れが必要です。
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