| 階段の位置が家のプラン(間取り)を考える上で一番難しいところです。1階でうまく配置が出来たと思っても、いざ2階のプランをと考え始めると、なかなか邪魔になって思うように間取りが取れません。
そこで、今度は2階から決めると1階が、思うように行かないというジレンマに陥って、途中から投げ出してしまいたくなります。広い敷地に悠々と建てるのであればそう悩む事もないでしょう。しかし、私たちが持てる建物は、敷地も、上の建物もそう広くはないのです。そういう悩みも、楽しみの一つかも知れません。 小さな敷地に3階建ての建売住宅のチラシなど見ていると、実にうまく階段の処理をしています。さすがに、それが本業になると、良い知恵もでるようです。
階段を何処に持っていくのが良いかは、一概に言えません。下記に階段の上がり方の例を示しました。階段は、一般木造住宅なら、大体1800(1.8メートル)有れば1階から2階へ、あるいは2階から3階へ上がる事ができます。階段は上がり始めの部分にも、上がりきった部分にも最低900は要ります。建築基準法上、階段巾は、750以上、蹴上げ230以下、踏み面は150以上と規定されています。
階段については、当、ホームページに特設を設けていますので是非ご覧下さい。 (階段のページをご覧になる場合は、ここをクリックください)
廊下は基本モジュールつまり、幅900(90センチ)あれば問題はないでしょう。ただ、長くなると少し部分的にでも広いところがあるほうが、ゆったりした気分になれます。また、長い廊下は、不経済なので、注意が必要です。建築基準法上、有効巾は750以上必要です。900あれば勿論、クリアしますのでご心配なく。
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