| ツーバイフォー工法は、アメリカやカナダなど北米の木造住宅の主流である、プラットホーム工法と呼ばれるものの事です。およそ、100年の歴史を持っています。 日本でも明治初期には、神戸,横浜の洋館が建てられました。特に札幌の時計台は有名です。
もともとアメリカでは、イギリスのフレーム工法と呼ばれる、日本の在来工法に似た軸組式を取り入れていました。その後、このフレーム工法に改良を加え、バルーン工法と呼ばれる工法が開発されました。アメリカ開拓時代の17世紀前半頃のことです。バルーン工法の一番大きな特徴は、この軸組み式を壁式に転換した点です。日本の木造の柱を挽き割ったような、細長い柱状の木材に両面から板材を釘止めし、構造耐力をもたせる工法です。
この方式で、壁、床、小屋組みまでを作り、組み立てました。これが今のプラットホーム工法の原型であるバルーン工法です。この工法により、熟練者を必要とする、角材の接合箇所の加工が不要となったばかりでなく、使用する木材もサイズの規格化ができ、より経済的な施工が可能になりました。現在のアメリカの木造住宅の90%は、この工法といわれています。
| | | 札幌時計台はツーバイフォの建物として特に有名。
| | ツーバイフォのいわれは2インチ×4インチ(50cm×100cm)の断面からです。実際にはこれよりかなり小さい。×はバイと読む。
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