| ツーバイフォーと呼ばれる理由は建造用木材と構造用合板で基本構造体を作りますが、主として使用する構造用木材の断面寸法が厚さ2インチ・幅4インチであることから、ツーバイフォー(2インチ×4インチ)と呼ばれています。(センチ換算ですと、5cm.×10cm程度で実際の使用寸法は、4cm×9cm弱のサイズ)
では、ツーバイフォー工法の前身であるバルーン工法と今のツーバイフォー工法の主流であるプラットホーム工法との違いは何処にあるのでしょうか。
それは、日本の木造の柱を挽き割ったような柱(スタッド)にあります。バルーン工法は、この柱(スタッド)を土台から2階の横架材まで一本物でした。従って、その長さは、6メートル以上にもなり、原木、運搬、工事作業の手間など、どれをとってもコストを要しました。
この点を、プラットホーム工法は、各層ごとに区切る工法に変更し、これらを大きく改善する事に成功したのでした。つまり、床の上に壁を立て、壁の上に2階の床を置き、又その上に壁を立てる言う様に組み立てて行きます。(詳細は9から1ページの図を参照してください)
| バルーン工法 ⇒ プラットホーム工法(現在の主流) | ちょっと解りにくい図になりましたが、矢印で示した部分が違っていることが解るでしょうか。プラットホームは1階では土台の上に床を設け、その上にまたスタッド用土台を設けてスタッド(はしら)を立て、頭つなぎを入れています。2階も頭つなぎの上に床を設け、また、スタッド受け土台を設けてスタッドを立てる。1階と同じことを繰り返します。
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