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 W-Wallet シーリング


1. シーリングとは何か

2. シーリングの目的とは
  何か

3. シーリング材の種類と
  特徴

4. シーリング材の種類別
  用途

5. シーリング材の性能

6. シーリング材の寿命と
  改修(コンクリート編)

7. シーリング材の寿命と
  改修(サイディング編)

 
 6. シーリング材の寿命と改修(コンクリート編)

 シーリングは一度してしまえば永久的に劣化せずに機能するという物ではありません。寿命があります。環境にもよりますが、6年から10年で劣化が進むといわれています。


 10年は一つの節目です。修繕計画を立てて、改修を行う必要があります。放っておくと、劣化がさらに進むみ建物内部に水がしみ込み始めます。そこから建物本体の劣化が加速され建物の寿命を著しく損なう結果になります。 

 シーリングの劣化の進行は凡そ次のようなものです。


シーリング材の劣化の進行の過程

@
A
B
老化が始まる
(痩せる)
劣化が始まる
(ひび割れが見られる)
ひび割れが進みシーリン
グが割れ口が開く
(ひどい状態は剥がれる)


 劣化が著しく進んだ状態では打ち換えが必要になり、おおよそ下記の「改修の段取り」のようになります。そこまで行かずに手を加える場合は、増し打ちといって既存シーリング材の上にシーリング材を重ねて打つ作業になります。当然ながら、平滑か少し窪んでいる目地が盛り上がることになり、外観上は良好とは言えません。

 そこで、既にあるシーリングをすべて取り除き、打ち換える作業の手順のおおよそを次に紹介します。この作業は低い位置だけであれば、脚立などで行えます。



 ■ 改修の段取り(コンクリート編)

 改修箇所が高所に及ぶ時は、工事用の足場や高所作業車が必要になります。シールリングは二面接着で必ず行います。二面接着とは文字通り二面にのみシーリング材が付くものです。縦目地であれば、目地の右面と左面ですし、横目地であれば、上面と下面ということになります。縦目地においては、左右となります。


 目地の底にシーリングが付くと、あわせて三面接着となってしまいます。三面接着の場合建物の変動などに追随できず割れてしまったり変形したりして、機能が失われてしまいます。目地底に入れるバックアップ材は目地埋め深さの調整の他に、この三面接着を防止する目的もあります。


既存のシーリングのやり変え手順
@
既存シーリング材撤去
カッターなどで切り目を入れ、既存シーリングを完全に撤去します。シーリングのやり変え手順の内で、最も手間と時間がかかる作業です。元々接着性の良いものですから、簡単に取れません。
A
マスキング
シーリング材を充填する際に、目地以外に余分なシーリング材がつかないよう紙テープなど貼り養生します。
B
バックアップ材挿入の後プライマー塗布

プライマー塗布に先立って目地底全面に行き渡るようにバックアップ材を挿入します。このバックアップ材にはプライマーを塗布しても付きません。

バックアップ材はシーリング材が底面について三面接着とならないために入れます。
シーリング材の密着性を高めるため、プライマーを塗布します。

C
シーリング材充填
強度や弾力性をさらに高めるため、この作業を2回に分けて行うこともあります。
D
 仕上げ
充填したシーリング材をヘラで均します。
E
 養生撤去
養生テープを剥がして作業完了です。






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