既存のシーリングのやり変え手順 |
@ | 既存シーリング材撤去@ | サイディングの目地ひびが入っているのが、やり換えの目安です。
カッターなどで切り目を入れ、既存シーリング取り除き易くします。差し込んだカッターナイフを持ち上げると取りやすくなります。 | |
A | 既存シーリング材撤去A | とりやすくなった古いシーリング材をラジオペンチなどで取り除きます。
目地に竪樋の掴み金物がある場合は目地に被さる形になるので金物を一旦はずし樋をずらしておきます。 | |
B | 既存シーリング材撤去B | 上記の方法での古いシーリングの撤去でも取り除けなかった残りをカッターナイフなどで丁寧に取り除きます。このとき、古いボンドブレーカーやバックアップ材も一緒に取れてしまうことが多いので、これもやり換えるのが適切です。
ボンドブレカーはその名の通り、ボンドとなじみません。バックアップ材も同様です。この二つはシーリング材に接着しないようにするものです。(上図、平面図で確認して下さい) | |
C | 既存シーリング材撤去C
及び
ボンドブレーカーまたはバックアップ材の施工 | 取り除いたシーリングやゴミを取り除くため、刷毛(はけ)で綺麗に清掃します。
その後、やり換えのボンドブレカーの施工です。ボンドブレカーはプライマーにもシーリングにもなじみませんのでこの段階で張ります。
ボンドブレカーはつるつるの紙テープのようなものです。ボンドブレカーはハット金物の上に張ります。それがない場合はバックアップ材を入れることになります。
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D | 仕上げ | プライマーに先立って、目地の左右に養生テープを張ります。タイルの目地にもなじむように張ります。
養生テープはプライマー(接着を良くするための下塗り剤)やシーリング材の施工時にタイル面やタイル目地に誤って塗ってしまっても大丈夫なように張ります。
養生テープが目地にかからないよう、注意が必要です。これが目地にかかると、テープを剥がす時にシーリングも一緒に剥がれる恐れがあるからです。取り替える必要のある場合には、ボンドブレカーやバックアップ材を施工します。
その後、プライマーの施工です。
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既存のサイディングに養生テープを張る 時は、注意が必要です。サイディングの 表面が経年で傷んでいる場合、テープ を剥がすとサイディングの表面がめくれ 色が他の部分と変わってしまうことがあ ります。
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E | シーリング施工 | プライマー施工後30分以上おいて、シーリングの施工です。その日のうちにシーリングは終えるようにします。
翌日の持ち越しは雨にあう恐れがあり、絶対に避けなければなりません。 | |
F | 養生テープ撤去完成 | 養生テープを剥がして施工は終了です。取り外した樋の金物などを元にもどします。
ただ、サイディングの種類にも因るのですが、古いものでは、表面が疲弊して剥がしたテープに表面材がついて剥がれてしまい、他の部分と違ってしまうことがあります。
シーリング工事をする前に、パッチテストで確認した方が良いでしょう。
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